平成30年度 学科試験2 問50は、給水用具に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢4です。弁体がガイドによって弁座に対し垂直に作動するのはリフト式です。
説明文はリフト式のものをそのまま書いています。頭に付けた型式名だけが違います。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 二重式逆流防止器は、各弁体のテストコックによる性能チェック及び作動不良時の弁体の交換が、配管に取付けたままできる構造です |
| 2 | ○(正しい) | 複式逆流防止弁は、個々に独立して作動する二つの逆流防止弁が組み込まれ、弁体はそれぞればねによって弁座に押しつけられている二重の安全構造です |
| 3 | ○(正しい) | 吸排気弁は、負圧が生じた場合に自動的に多量の空気を吸気して負圧を解消し、停滞した空気を自動的に排出する機能も併せ持ちます |
| 4 | ×(誤り) | 弁体がガイドによって弁座に対し垂直に作動し、自重で閉止の位置に戻るのはリフト式逆止弁です。「スイング式」とした点が誤りです |
2つの型式は動き方が逆です。
| 型式 | 動き方 |
|---|---|
| リフト式 | 弁体がガイドによって弁座に対し垂直に作動し、自重で閉止の位置に戻る |
| スイング式 | 弁体がヒンジピンを支点として自重で弁座面に圧着する |
この入れ替えは、複数の年度で出ています。
| 誤りとして出た形 | 出題年度 |
|---|---|
| 垂直に作動する説明をスイング式に付ける | 平成30年 問50・令和6年 |
| ヒンジピンを支点とする説明をダイヤフラム式に付ける | 平成30年 問41 |
平成30年は、同じ年度の問41と問50で、2つの説明文を別々の型式に付け替えています。
| 器具 | 中身 |
|---|---|
| 複式逆流防止弁 | 独立して作動する2つの逆流防止弁。ばねで弁座に押しつけられる |
| 二重式逆流防止器 | 構造は同じで、テストコックによる性能チェックと交換が取付けたままできる |
テストコックが出てきたら二重式のほうです。
負圧が生じたら空気を吸い、たまった空気は排出します。
名前のとおり「吸」と「排」の両方です。
詳細は逆止弁とは?リフト式とスイング式の違いと種類を整理で扱っています。
弁座に対し垂直に作動するのはどの型式か。
リフト式逆止弁です。スイング式はヒンジピンを支点として回ります。
複式逆流防止弁と二重式逆流防止器の違いは。
構造は同じで、二重式はテストコックによる性能チェックと弁体の交換が配管に取付けたままできます。
吸排気弁の働きは。
負圧が生じたときに多量の空気を吸気して負圧を解消し、停滞した空気を自動的に排出します。
> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月