平成29年度 学科試験2 問57は、建築基準法に規定されている給水タンクに関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。「圧力タンク等を除き有効容量が2m³未満の給水タンクにはオーバーフロー管を設ける必要がない」とした点が誤りとして出題されています。
残る3つは告示の記述にそのまま沿っています。3つが正しいと分かれば消去法で答えが出ます。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 浸水によりオーバーフロー管から水が逆流するおそれのある場所の給水タンクには、浸水を検知し警報する装置の設置その他を講ずる |
| 2 | ○(正しい) | 建築物の内部に設ける給水タンクは、外部から天井、底又は周壁の保守点検を容易かつ安全に行うことができるようにする |
| 3 | 正解 | 有効容量が2m³未満の給水タンクにはオーバーフロー管を設ける必要がない、としています |
| 4 | ○(正しい) | 給水タンクに設けるマンホールは、直径60cm以上の円が内接することができるものとする |
告示が定める給水タンクの構造は、点検と衛生を軸にしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保守点検 | 外部から天井、底又は周壁の保守点検を容易かつ安全に行える |
| マンホール | 保守点検を容易かつ安全に行える位置に、直径60cm以上の円が内接できるもの |
| 兼用の禁止 | 給水タンク等の天井・底・周壁は建築物の他の部分と兼用しない |
| 浸水警報 | 最下階の床下など、浸水でオーバーフロー管から水が逆流するおそれのある場所に設ける |
この4つは令和元年に正しい肢として出ています。
この問題では、正しい数字(60cm)と誤りの数字(2m³)が同じ問題に並んでいます。
片方が正しいので、数字の形をしているというだけでは判断できません。
選択肢2は保守点検ができること、選択肢1は浸水を検知して知らせることです。
どちらも、タンクの中の水が汚れていないかを確かめるための決まりです。
建築物の内部に置くタンクは、周りを壁で囲まれると外から見えなくなります。だから天井・底・周壁の4面を外から点検できるようにします。
詳細は建築基準法に基づく飲料水の配管設備とは?給水タンクの構造と止水弁で扱っています。
給水タンクのマンホールの大きさは。
直径60cm以上の円が内接することができるものです。
建築物の内部に設ける給水タンクで求められることは。
外部から天井、底又は周壁の保守点検を容易かつ安全に行えるようにすることです。
浸水のおそれがある場所ではどうするか。
浸水を検知し警報する装置の設置その他の措置を講じます。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月