給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成29年度 給水装置工事法 問18 を解説(高水圧なら減圧弁)

平成29年度 学科試験1 問18は、配管工事の留意点に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。高水圧を生じるおそれのある場所に設置するのは減圧弁又は逃し弁です。

逆止弁に置き換えています。場所を挙げた前半は正しい記述です。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 水路の上越し部、鳥居配管となっている箇所等、空気溜まりを生じるおそれがある場所には空気弁を設置する
2 ○(正しい) 地階又は2階以上に配管する場合は、修理や改造工事に備えて各階ごとに止水栓を設置する
3 ○(正しい) 他の埋設管に近接して布設するとサンドブラスト現象により損傷を与えるおそれがあるため、原則として30cm以上の間隔を確保する
4 正解 高水圧を生じるおそれのある場所に逆止弁を設置する、としています。設置するのは減圧弁又は逃し弁です

選択肢4のポイント(ここが誤り)

給水装置標準計画・施工方法(要旨)

高水圧を生じるおそれがある場所とは、水撃作用が生じるおそれのある箇所配水管の位置に対し著しく低い箇所にある給水装置、直結増圧式給水による低層階部等が挙げられ、そのような場所には減圧弁又は逃し弁を設置する。

場所の3つは肢のとおりで正しく、最後の弁の名前だけが差し替えられています。

状況ごとに置く弁が違う

状況 置く弁
高水圧を生じるおそれ減圧弁又は逃し弁
空気溜まりを生じるおそれ(上越し部・鳥居配管)空気弁
逆流のおそれ逆止弁

逆止弁は逆流を止めるもので、圧力を下げるものではありません。弁の名前を1つ入れ替えるだけで肢が作れるので、状況と対で覚えます。

低い場所ほど水圧が高い

「配水管の位置に対し著しく低い場所」「直結増圧式給水による低層階部」の2つが挙がっています。

高さが低いほど、上にある水の重さが加わって水圧が高くなります。

ここを「著しく高い場所」「高層階部」と書き換える形も作れます。高い場所は逆に水圧が足りなくなる側です。

詳細は給水管の配管工事の留意事項とは?離隔30cm・曲げ配管の条件・各階の止水栓で扱っています。

覚え方

  • 高水圧を生じるおそれのある場所には減圧弁又は逃し弁
  • ★状況と弁を対で覚える=高水圧は減圧弁・逃し弁/空気溜まりは空気弁/逆流は逆止弁
  • ★高水圧の場所は3つ=水撃作用のおそれ/配水管より著しく低い箇所/直結増圧式の低層階部
  • 低い場所ほど水圧が高い。上にある水の重さが加わる
  • 他の埋設管とは原則30cm以上(サンドブラスト現象)

理解度チェック

Q.

高水圧を生じるおそれのある場所に置く弁は。

減圧弁又は逃し弁です。逆止弁ではありません。

Q.

高水圧を生じるおそれのある場所とは。

水撃作用が生じるおそれのある箇所、配水管の位置に対し著しく低い箇所、直結増圧式給水による低層階部等です。

Q.

空気溜まりを生じるおそれがある場所に置く弁は。

空気弁です。水路の上越し部や鳥居配管の箇所が該当します。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成29年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問18=(4))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。高水圧を生じるおそれがある場所と減圧弁・逃し弁、空気弁の設置場所、各階ごとの止水栓、他の埋設管との離隔は同資料によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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