給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成28年度 給水装置施工管理法 問59 を解説(指示を待たない)

平成28年度 学科試験2 問59は、配水管への取付けから水道メーターまでの給水装置工事の施工管理に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。事故が発生した場合は直ちに必要な措置を講じたうえで報告します。

指示を受けてから措置する、という順序にしています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 水道事業者、発注者等が常に施工状況の確認ができるよう、必要な資料、写真の取りまとめを行っておく
2 ○(正しい) 工事着手に先立ち、現場付近住民に対し工事内容について具体的な説明を行う
3 ○(正しい) 労働災害の発生事例や災害防止の手法にかかわる書籍等を参考に、工事従事者の身の安全を図るための努力を怠ってはならない
4 正解 事故が発生した場合には報告を行い緊急措置について指示を受けたうえで必要な措置を講じる、としています。直ちに必要な措置を講じます

選択肢4のポイント(ここが誤り)

事故時の対応(資料の要旨)

事故が発生し、又は発生するおそれがある場合は、直ちに必要な措置を講じたうえ、事故の状況及び措置内容を水道事業者や関係官公署に報告する。

措置が先、報告が後です。

指示を待っている間に被害が広がります。

順序を入れ替えるだけの誤り

順序 判定
直ちに措置 → 報告正しい
報告 → 指示を受ける → 措置誤り

報告そのものを否定しているのではありません。措置より先に置いた点が誤りです。

この論点は令和元年 問52、令和2年 問57、令和4年 問56でも出ています。

「発生するおそれがある場合」も対象

資料は事故が発生し、又は発生するおそれがある場合と書いています。

起きてからではなく、起きそうな段階から対象です。

選択肢2の「工事着手に先立ち」

住民への説明は着手前です。

この年度は問36でも、同じ時期の論点が出ています。

詳細は給水装置工事の安全管理とは?「道路管理者」に置き換える誤りの型で扱っています。

覚え方

  • 事故は直ちに必要な措置を講じたうえで報告する。措置が先、報告が後
  • 報告そのものを否定しているのではない。措置より先に置いた点が誤り
  • 「発生するおそれがある場合」も対象。起きてからではない
  • ★同じ論点が令和元年問52・令和2年問57・令和4年問56で出ている
  • ★住民への説明は工事着手に先立ち

理解度チェック

Q.

事故が発生したときの順序は。

直ちに必要な措置を講じたうえで、状況及び措置内容を水道事業者や関係官公署に報告します。

Q.

報告が必要なのはどの段階からか。

事故が発生した場合だけでなく、発生するおそれがある場合も対象です。

Q.

現場付近住民への説明はいつか。

工事着手に先立って行います。

> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成28年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問59=(4))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。事故時の措置と報告、住民への説明、工事従事者の安全は同資料によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和元年度」問52、「令和2年度」問57、「令和4年度」問56の各学科試験2 問題および各年度の正答番号。同じ論点が他年度でも出ていることは各年度の問題によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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