平成28年度 学科試験1 問33は、給水管の口径の決定に関する語句の組み合わせを選ぶ問題です。4つから適当なものを1つ選びます。
入る語はア=計画使用水量/イ=経済性/ウ=総損失水頭/エ=計画最小動水圧です。
4か所とも、対になる語が選択肢に並んでいます。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | アを同時使用水量、イを施工性、エを計画最大静水圧としています |
| 2 | ×(誤り) | イ以外は正しいものの、ウを総余裕水頭、エを計画最大静水圧としています |
| 3 | ×(誤り) | アを同時使用水量、イを施工性、ウを総余裕水頭としています |
| 4 | 正解 | 計画使用水量/経済性/総損失水頭/計画最小動水圧 |
給水管の口径の決定(要旨)
給水管の口径は、各水道事業者の定める配水管の水圧において、計画使用水量を十分に供給できるもので、かつ経済性も考慮した合理的な大きさにする。口径は、給水用具の立上がり高さと計画使用水量に対する総損失水頭を加えたものが、給水管を取り出す配水管の計画最小動水圧の水頭以下となるよう計算によって定める。
| 語 | なぜそちらか |
|---|---|
| 最小 | いちばん条件が悪いときでも足りるように決める |
| 動水圧 | 水が流れている状態の圧力。静水圧は水が止まっているときの圧力 |
最大の圧力で足りるように決めても、圧力が下がったときに水が出ません。
水を使っている最中の話なので、動いている状態の圧力と比べます。
立上がり高さに足すのは、水が流れる途中で失われる水頭です。
| 語 | 意味 |
|---|---|
| 総損失水頭 | 管の摩擦や給水用具で失われる水頭の合計 |
| 余裕水頭 | 引き算した残り |
足すのは失われるほう、残るほうは引き算の結果です。
この文は口径決定の一般的な決まりなので、計画使用水量です。
同じ年度の問32では、直結増圧式に限った話として同時使用水量が問われています。
どの範囲の話かで、入る語が変わります。
詳細は所要水頭とは?口径決定で配水管の水圧と比べる値(立ち上がり高さ+総損失水頭)で扱っています。
口径はどの水圧と比べるか。
配水管の計画最小動水圧の水頭です。
なぜ「最小」なのか。
いちばん条件が悪いときでも供給できるように決めるためです。
立上がり高さに足すのは何か。
計画使用水量に対する総損失水頭です。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月