給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成27年度 給水装置の概要 問43 を解説(入れるのは空気で水ではない)

平成27年度 学科試験2 問43は、給水用具に関する問題です。4つの肢から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢2です。バキュームブレーカが負圧部分へ取り入れるのは空気です。

肢は「水を取り入れ」としています。それでは負圧が消えません。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢2

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) ボールタップはフロートの上下で自動的に弁を開閉し、ロータンクや受水槽に給水する
2 ×(誤り) バキュームブレーカが二次側の負圧部分へ自動的にを取り入れる、としています。取り入れるのは空気です
3 ○(正しい) 空気弁は、管内に停滞した空気を自動的に排出する
4 ○(正しい) ウォータクーラは冷却槽で水を一定温度に冷却し、押ボタン式又は足踏式の開閉弁で冷水を出す

選択肢2のポイント(ここが誤り)

枠はそのままで、入れるものだけ替えてくる

この肢は、バキュームブレーカの説明としてほとんどの語が正しく並んでいます。

肢に書かれている枠 判定
給水管内に負圧が生じたときそのまま
サイホン作用による逆流を防止するそのまま
二次側(流出側)の負圧部分へ自動的にそのまま
取り入れるのは空気です
負圧を破壊するそのまま

替えてあるのは1語だけです。

平成30年 問44の選択肢3も、同じく「水を取り入れ」で誤りになっています。

空気を入れると負圧が消える

負圧は、管の中の圧力が外より低い状態です。

そこへ大気の空気が入れば、内と外の圧力の差がなくなります。

水を入れても、管の中が水で満たされるだけで差は消えません。

詳細はバキュームブレーカとは?圧力式と大気圧式の違いと150mm以上の根拠で扱っています。

空気弁は逆に出す側

給水用具 空気の向き
バキュームブレーカ負圧部分へ入れる
空気弁停滞した空気を出す

同じ問の中に、入れる側と出す側が並べてあります。

覚え方

  • バキュームブレーカが負圧部分へ取り入れるのは空気
  • 枠の語(負圧・逆流防止・二次側・負圧を破壊)は正しいまま置いて、取り入れるものだけを「水」に替えてくる(h27問43・h30問44)
  • ★空気弁は停滞した空気を排出する。入れる側ではない
  • ボールタップはフロートの上下で弁を開閉する

理解度チェック

Q.

バキュームブレーカは何を取り入れるか。

空気です。負圧部分へ自動的に取り入れて負圧を破壊します。

Q.

空気弁は空気をどうするか。

管内に停滞した空気を自動的に排出します。

Q.

ボールタップは何で弁を開閉するか。

フロートの上下によって開閉します。

> 給水装置の概要のほかの論点は給水装置の概要のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成27年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問43=(2))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。バキュームブレーカ、空気弁、ボールタップ、ウォータクーラの機能は同資料によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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