平成27年度 学科試験2 問42は、湯沸器に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。
誤りはウだけです。
太陽熱利用貯湯湯沸器を「二回路式と水道直結式の2種類に分類できる」とした点が誤りとして出題されています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢2(ア正 イ正 ウ誤 エ正)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ア=給水装置として取り扱われる貯湯湯沸器は、そのほとんどが貯湯部にかかる圧力が100kPa以下で、かつ伝熱面積が4m²以下の構造 |
| 2 | ○(正しい) | イ=瞬間湯沸器は給湯に連動してガス通路を開閉する機構を備え、最高85度程度まで上げられるが、通常は40度前後で使用される |
| 3 | ×(誤り) | ウ=太陽熱利用貯湯湯沸器は二回路式と水道直結式の2種類に分類できる、としています |
| 4 | ○(正しい) | エ=貯蔵湯沸器は、ボールタップを備えた器内の容器に貯水した水を一定温度に加熱して給湯するもので、水圧がかからないため湯沸器設置場所でしか湯を使うことができない |
肢が挙げている2つは、資料にも出てくる型です。
| 型 | 中身 |
|---|---|
| 二回路式 | 太陽集熱装置系と上水道系が蓄熱槽内で別系統 |
| 水道直結式 | 太陽集熱装置系内に水道水が循環する |
誤りは、この2つを挙げたことではなく「2種類に分類できる」と数を言い切った点です。
個々の型の説明そのものは、資料の記述と同じ向きです。
「◯種類に分類できる」「◯つがある」という書き方は、数そのものが狙われます。
並んでいる中身が正しくても、数が足りなければ誤りになります。
平成28年 問39でも、性能基準を「6項目」とした肢が誤りとして出ています(正しくは7項目)。
| 湯沸器 | 押さえる点 |
|---|---|
| 貯湯湯沸器 | 貯湯部100kPa以下・伝熱面積4m²以下(ボイラーから除かれる) |
| 瞬間湯沸器 | 最高85度程度まで/通常は40度前後 |
| 貯蔵湯沸器 | 水圧がかからないので設置場所でしか湯を使えない |
貯蔵湯沸器は、ボールタップを備えた器内の容器に貯水します。
水道の圧力が直接かからないので、離れた場所へ送れません。
詳細は湯沸器の種類は?瞬間・貯蔵・貯湯の違いとボイラーの扱いを整理で扱っています。
貯湯湯沸器がボイラーに該当しない理由は。
貯湯部にかかる圧力が100kPa以下で、かつ伝熱面積が4m²以下だからです。
瞬間湯沸器の温度は。
最高85度程度まで上げられますが、通常は40度前後で使用します。
貯蔵湯沸器はなぜ設置場所でしか使えないのか。
ボールタップを備えた器内の容器に貯水するもので、水圧がかからないためです。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月