平成25年度 問23は、配管工事後の耐圧試験に関する問題です。ア〜エのうち不適当なものの数を選びます。
不適当なのはイ・ウ・エの3つなので、正解は選択肢4です。
適当なのはアだけです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢4(不適当なものは3つ)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ア=配管工事後の耐圧試験の水圧は、水道事業者が給水区域内の実情を考慮し定めることができる |
| 2 | ×(誤り) | イ=試験水圧1.75MPaを1分間保持する水圧検査を実施しなければならない、としています |
| 3 | ×(誤り) | ウ=波状ステンレス鋼管は水圧を加えると波状部分が膨張し圧力が低下する、としています |
| 4 | ×(誤り) | エ=止水機能のある栓の弁はすべて「閉」状態で耐圧試験を実施する、としています。すべて「開」状態です |
| 記述 | 判定 |
|---|---|
| 水道事業者が実情を考慮し定めることができる(ア) | 正しい |
| 1.75MPaを1分間保持する検査をしなければならない(イ) | 誤り |
1.75MPaは給水装置の耐圧性能基準の数値で、配管工事後の現場の試験に定められた値ではありません。
現場の試験水圧は定量的な基準がなく、水道事業者が定めます。
同じ問の中で、正しい書き方と誤りの書き方が並んでいます。
詳細は耐圧性能基準とは?1.75MPaと20kPa・加圧装置だけ最大吐出圧力で扱っています。
| 分水栓・止水栓の耐圧試験 | 判定 |
|---|---|
| 止水性の試験ではないので、すべて「開」状態 | 正しい |
| 止水性能を確認するため、すべて「閉」状態 | 誤り |
閉めてしまうと、その先に水圧がかかりません。
平成26年・平成28年・平成30年・令和2年でも同じ肢が誤りになっています。
波状ステンレス鋼管に水圧を加えたときの挙動について、この肢は誤りとして出題されています。
平成29年 問24ウでも、同じ「波状部分が膨張し圧力が低下する」が誤りになっています。
本記事では、誤りとして出題された事実だけを書きます。
詳細はステンレス鋼管とは?薄肉でも強度が優れる理由と波状管との違いで扱っています。
配管工事後の耐圧試験の水圧は誰が定めるか。
水道事業者が給水区域内の実情を考慮して定めることができます。
1.75MPaはどの場面の数値か。
給水装置の耐圧性能基準の数値です。配管工事後の現場の試験に定められた値ではありません。
止水機能のある栓の弁はどの状態で試験するか。
すべて「開」状態です。
> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています
法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月