管工事施工管理技士 独学ガイド

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強度率と度数率はどちらが頻度か?災害指標と安全管理の読み分け

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強度率と度数率が、どちらが頻度なのか毎回混ざります。

応用能力の問なので2つ選ぶ必要があります。

この記事の要点

災害発生の頻度を強度率、規模程度を度数率とした肢は誤りでした。

ハインリッヒの法則は、1件の重大事故の背後に29件の軽度の事故と300件のヒヤリ・ハットがあるとされます。

建設業の三大災害は墜落・転落、建設機械・クレーン等、倒壊・崩落の3つです。

1級の問題BではNo.25が安全管理の枠で、応用能力なので誤りの肢が2つあります。

令和6年度と令和7年度の8肢を並べます。

災害指標と安全管理の正しい肢と誤りの肢を並べた図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B No.25(令和6年度・令和7年度)の記述と公表正答による。正しい肢として出た記述は、ハインリッヒの法則では1件の重大事故の背後には29件の軽度の事故さらに300件のヒヤリ・ハットがあるといわれていること、建設業の三大災害とは墜落・転落災害と建設機械・クレーン等災害と倒壊・崩落災害のことをいうこと、災害及び事故が発生した場合は人命の安全確保を最優先するとともに作業を中止して工事現場の安全確保に努め二次災害を防止すること、建設工事に使用する高さ8メートル以上の登り桟橋には高さ7メートル以内ごとに踊場を設けること。誤りとして出た記述は、令和6年度の災害発生の頻度を示すものを強度率で災害の規模程度を示すものを度数率というものと、建設工事に伴う労働災害とは工事関係者及び工事関係者以外の第三者の生命身体及び財産に関する危害並びに迷惑をいうもの、令和7年度の地盤面への掘削で手掘りを行う場合に掘削面の高さは3メートルまでとし3メートルを超えるときは土止め支保工を設けるものと、安全データシートSDSは取り扱う側から供給者側に危険性・有害性に関する情報を報告するためのものであるというもの。
左が正しい肢、右が誤りの肢。※公表正答で確定した記述を並べた図。

強度率と度数率はどう出されたのか

2つを入れ替えた肢が誤りでした。

令和6年度 1級 第一次検定 問題B【No.25】(1)(誤りの肢)

災害発生の頻度を示すものを強度率、災害の規模程度を示すものを度数率という。

令和6年度の公表正答は(1)と(4)です。この組合せは誤りと確定します。

正しい対応は同じ年度の問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

ハインリッヒの法則の数はいくつか

1対29対300です。

令和6年度 問題B【No.25】(3)(2)(いずれも正しい肢)

(3) ハインリッヒの法則では、1件の重大事故の背後には29件の軽度の事故、さらに300件のヒヤリ・ハットがあるといわれている。

(2) 災害及び事故が発生した場合は、人命の安全確保を最優先するとともに、作業を中止して、工事現場の安全確保に努め、二次災害を防止する。

項目 正しい肢として出た内容
ハインリッヒの法則 重大事故1件・軽度の事故29件・ヒヤリハット300件
建設業の三大災害 墜落・転落/建設機械・クレーン等/倒壊・崩落
登り桟橋の踊場 高さ8m以上の場合、7m以内ごと

災害時に最優先するものが書かれています。人命の安全確保です。

そのうえで作業を止めます。二次災害を防止するためです。

三大災害には何が入るのか

3つが列挙されています。

令和7年度 問題B【No.25】(3)(2)(いずれも正しい肢)

(3) 建設業の三大災害とは「墜落・転落災害」「建設機械・クレーン等災害」「倒壊・崩落災害」のことをいう。

(2) 建設工事に使用する高さ8m以上の登り桟橋には、高さ7m以内ごとに踊場を設ける。

名前がかぎ括弧で示されています。墜落・転落災害、建設機械・クレーン等災害、倒壊・崩落災害です。

登り桟橋には高さの条件が2つあります。8m以上のものに、7m以内ごとです。

まちがえやすいポイント

指標の名前は対で覚えます。

令和6年度は強度率と度数率を入れ替えて誤りにしました。名前だけ見ると意味が取れないので、頻度と規模のどちらに結びつくかを問題文で確かめます。

この枠は応用能力です。誤りの肢が2つあるので、1つ見つけても読み進めます。

SDSはどちら向きの情報か

取り扱う側から供給者側としたのが誤りでした。

令和7年度 問題B【No.25】(4)(1)(いずれも誤りの肢)

(4) 安全データシート(SDS)は、化学物質等を使用する際の安全性を確保するため、取り扱う側から供給者側に危険性・有害性に関する情報を報告するためのものである。

(1) 地盤面への掘削で手掘りを行う場合、掘削面の高さは3mまでとし、3mを超えるときは土止め支保工を設ける。

令和7年度の公表正答は(1)と(4)です。この2つが誤りと確定します。

正しい向きや正しい高さは同じ問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

掘削の作業主任者は作業主任者で扱っています。

架設通路の勾配は架設通路と作業床、TBMや年千人率は安全管理の用語の読み分けで扱っています。

理解度チェック

Q.

「頻度を示すものを強度率、規模程度を示すものを度数率」は正しいか。

誤りです。令和6年度の公表正答の1つでした。

Q.

ハインリッヒの法則の3つの数は。

重大事故1件、軽度の事故29件、ヒヤリ・ハット300件です。

Q.

建設業の三大災害を挙げると。

墜落・転落災害、建設機械・クレーン等災害、倒壊・崩落災害です。

Q.

高さ8m以上の登り桟橋の踊場はどの間隔で設けるか。

高さ7m以内ごとです。

Q.

災害が発生したとき最優先するものは。

人命の安全確保です。作業を中止して二次災害を防止します。

まとめ

  • 「頻度=強度率、規模程度=度数率」とした肢は誤り
  • ハインリッヒの法則は1対29対300
  • 三大災害は墜落・転落/建設機械・クレーン等/倒壊・崩落
  • 災害時は人命の安全確保を最優先し二次災害を防止。
  • 高さ8m以上の登り桟橋は7m以内ごとに踊場。
  • 「SDSは取り扱う側から供給者側へ」とした肢は誤り。
  • 「手掘りの掘削面は3mまで」とした肢も誤り。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B【No.25】(令和6年度・令和7年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和6年度が(1)と(4)、令和7年度が(1)と(4)です。応用能力の問であることは、各年度の正答表に付された「問題番号No.22からNo.29までの8問題は、施工管理法(応用能力)の問題で、必須問題です」の記載によります。
  • ※ 強度率と度数率の正しい対応、労働災害の正しい範囲、手掘りの掘削面の正しい高さ、およびSDSの正しい情報の向きについては、この記事で扱った年度の問題文の中に正しい肢としての記述がありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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