管工事施工管理技士 独学ガイド

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チャンバーの点検口はどちら開きか?ダクト施工の読み分け

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点検口の開き方が、負圧と正圧でどちらだったか毎回迷います。

工法ごとの数値も混ざります。

この記事の要点

チャンバーの点検口の扉は、内が負圧なら外開き、正圧なら内開きです。

アングルフランジ工法のフランジ接合部分の折返しは5mm以上です。

「2つの工法の最大吊り間隔はともに3,000mm」とした肢は誤りでした。

1級の問題BではNo.7がダクト及びダクト附属品の施工の枠です。

令和6年度と令和7年度の8肢を並べます。

ダクト及びダクト附属品の施工の正しい肢と誤りの肢を並べた図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B No.7(令和6年度・令和7年度)の記述と公表正答による。正しい肢として出た記述は、サプライチャンバーやレタンチャンバーの点検口の扉は原則としてチャンバー内が負圧の場合は外開き正圧の場合は内開きとすること、アングルフランジ工法ダクトはフランジ接合部分の鉄板の折返しを5ミリメートル以上とすること、ダクトの曲がり部の内側曲り半径は長方形ダクトの場合に半径方向のダクト幅の2分の1以上とすること、長方形の防火ダンパーの吊りは4本で長辺が300ミリメートル以下の場合は2本吊りとすること、長辺が450ミリメートルを超える亜鉛鉄板製ダクトは保温を施さない部分に補強リブによる補強を行うこと、コーナーボルト工法ダクトのフランジ押さえ金具は再使用しないこと。誤りとして出た記述は、令和7年度の多翼送風機の吐出直後に風量調整ダンパーを取り付ける場合に風量調節ダンパーの軸が送風機の羽根車の軸に対して平行となるようにするというもの、令和6年度のアングルフランジ工法ダクトと共板フランジ工法ダクトの横走りダクトの最大吊り間隔はともに3,000ミリメートルであるというもの。公表正答は令和6年度が1、令和7年度が2。
左が正しい肢、右が誤りの肢。※公表正答で確定した記述を並べた図。

チャンバーの点検口はどちら開きか

圧力で分かれます。

令和7年度 1級 第一次検定 問題B【No.7】(4)(正しい肢)

サプライチャンバーやレタンチャンバーの点検口の扉は、原則として、チャンバー内が負圧の場合は外開き、正圧の場合は内開きとする。

2つの場合が書き分けられています。負圧の場合は外開き、正圧の場合は内開きです。

対象は2種類のチャンバーです。サプライチャンバーやレタンチャンバーです。

ダンパーの軸はどう出されたのか

平行と書いた肢が誤りでした。

令和7年度 問題B【No.7】(2)(誤りの肢)

多翼送風機の吐出直後に風量調整ダンパーを取り付ける場合、風量調節ダンパーの軸が送風機の羽根車の軸に対して平行となるようにする。

令和7年度の公表正答は(2)です。平行となるようにするという記述は誤りと確定します。

正しい向きは同じ年度の問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

工法ごとの数値はどう出されたのか

折返しは5mm以上です。

令和7年度 問題B【No.7】(1)(3)(いずれも正しい肢)

(1) アングルフランジ工法ダクトは、フランジ接合部分の鉄板の折返しを5mm以上とする。

(3) コーナーボルト工法ダクトのフランジ押さえ金具は、再使用しない。

項目 正しい肢として出た内容
アングルフランジ工法の折返し 5mm以上
曲がり部の内側曲り半径 半径方向のダクト幅の1/2以上
長方形の防火ダンパーの吊り 4本(長辺300mm以下は2本)
補強リブ 長辺450mm超で保温を施さない部分

押さえ金具は使い回しません。再使用しないとされています。

防火ダンパーの吊りには例外があります。長辺が300mm以下の場合は2本です。

まちがえやすいポイント

2つの工法をまとめて同じ数値にする形が出ます。

令和6年度は「アングルフランジ工法と共板フランジ工法の最大吊り間隔はともに3,000mm」として誤りになりました。工法名が2つ並んだら、同じ数値でよいかを疑います。

誤りは数値そのものとは限りません。軸の向きが入れ替えられた年もあります。

曲がり部と補強はどう決まっているのか

幅の1/2以上です。

令和6年度 問題B【No.7】(3)(4)(2)(いずれも正しい肢)

(3) ダクトの曲がり部の内側曲り半径は、長方形ダクトの場合、半径方向のダクト幅の1/2以上とする。

(4) 長方形の防火ダンパーの吊りは、4本(長辺が300mm以下の場合は2本)吊りとする。

(2) 長辺が450mmを超える亜鉛鉄板製ダクトは、保温を施さない部分に補強リブによる補強を行う。

基準になるのは半径方向の幅です。半径方向のダクト幅の1/2以上です。

補強リブが要るのは保温しない部分です。保温を施さない部分と限定されています。

吊り間隔をまとめた肢はどうなったのか

誤りでした。

令和6年度 問題B【No.7】(1)(誤りの肢)

アングルフランジ工法ダクトと共板フランジ工法ダクトの横走りダクトの最大吊り間隔は、ともに3,000mmである。

令和6年度の公表正答は(1)です。ともに3,000mmという記述は誤りと確定します。

正しい間隔は同じ年度の問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

工法ごとの吊り間隔はダクトの吊りと支持で扱っています。

ダンパーの種類はダンパーの種類と板厚、ダクトの区分はダクトの区分と板厚で扱っています。

理解度チェック

Q.

チャンバー内が負圧のとき、点検口の扉はどちら開きか。

外開きです。正圧の場合は内開きとします。

Q.

アングルフランジ工法の鉄板の折返しは何mm以上か。

5mm以上です。

Q.

長方形ダクトの曲がり部の内側曲り半径は。

半径方向のダクト幅の1/2以上です。

Q.

長方形の防火ダンパーの吊りは何本か。

4本です。長辺が300mm以下の場合は2本吊りとします。

Q.

「2つの工法の最大吊り間隔はともに3,000mm」は正しいか。

誤りです。令和6年度の公表正答はこの肢でした。

まとめ

  • チャンバーの点検口は負圧なら外開き、正圧なら内開き
  • アングルフランジ工法の折返しは5mm以上
  • 曲がり部の内側曲り半径は幅の1/2以上
  • 長方形の防火ダンパーは4本吊り(長辺300mm以下は2本)。
  • 長辺450mm超は保温しない部分に補強リブ。
  • コーナーボルト工法の押さえ金具は再使用しない
  • 「ダンパー軸を羽根車の軸と平行に」とした肢は誤り。
  • 「2工法の最大吊り間隔はともに3,000mm」とした肢も誤り。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B【No.7】(令和6年度・令和7年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和6年度が(1)、令和7年度が(2)です。数値は、同PDFの当該ページを画像にして目視で確認しました。
  • ※ 風量調節ダンパーの軸の正しい向き、およびアングルフランジ工法ダクトと共板フランジ工法ダクトの正しい最大吊り間隔については、この記事で扱った年度の問題文の中に正しい肢としての記述がありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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