管工事施工管理技士 独学ガイド

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補強リブはどのピッチで入れるのか?ダクトの補強とたわみ継手

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補強リブの話に450と300の2つの数字が出てきます。

どちらがどちらか整理したいです。

この記事の要点

補強リブの対象は、幅又は高さが450mmを超えるダクトです。

入れる間隔は300mm以下のピッチと仕様書が定めています。

たわみ継手は繊維系クロスを二重にし、内部にピアノ線を挿入した構造です。

1級の問題Aでは【No.42】がダクト及びダクト附属品の枠です。

仕様書と令和7年度の肢を並べます。

ダクトの補強リブのピッチとたわみ継手を並べた図。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版 第3編 本文156・162ページと、1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A No.42(令和7年度)による。左は仕様書1.14.3.7ダクトの補強で、幅又は高さが450mmを超えるダクトの側面に、300mm以下のピッチで補強リブが並んでいる図。対象は保温を施さないダクト。右は令和7年度 問題A No.42の4つの肢で、1は定風量ユニットCAVが上流側の圧力が変動する場合でも風量を一定に保つという正しい肢、2はグラスウール製ダクトをダクト内温度70度以下の範囲で使用するという正しい肢、3は幅又は高さが450mmを超えるダクトで保温を施さないものには450mm以下のピッチで補強リブを設けるというもので公表正答は3で誤り、4はたわみ継手が二重にした繊維系クロスの間に補強用のピアノ線が挿入されたものを使用するという正しい肢。下は仕様書1.14.12たわみ継手で、繊維系クロスを二重にした構造で内部にピアノ線を挿入する等の変形抑制措置を施したもの、繊維系クロスは不燃性能を有し片面に漏れ防止用のアルミニウム箔を貼付けたものと定めている。
左が仕様書の内容、右が令和7年度の肢。下がたわみ継手の条項。

補強リブはどのピッチで入れるのか

300mm以下です。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版 第3編 1.14.3.7「ダクトの補強」(1)(156ページ)

保温を施さないダクトが、幅又は高さが450mmを超える場合は、間隔300mm以下のピッチで、補強リブによる補強を行う。

1つの文に数字が2つ入っています。450mmが対象の寸法、300mmがピッチです。

対象も限定されています。保温を施さないダクトだけです。

試験ではどう出たのか

数字が入れ替わっていました。

令和7年度 1級 第一次検定 問題A【No.42】(3)(誤りの肢)

幅又は高さが450mmを超えるダクトで保温を施さないものには、450mm以下のピッチで補強リブを設ける。

公表正答は(3)です。ピッチを450mm以下と書いた点が仕様書と違います

仕様書は300mm以下と定めています。対象の450mmがピッチ側に入り込んだ形になっています。

項目 仕様書 1.14.3.7(1)の内容
対象のダクト 保温を施さないダクト
対象の寸法 幅又は高さが450mmを超える場合
補強の間隔 間隔300mm以下のピッチ

まちがえやすいポイント

450mmはダクトの寸法でよく出てくる数字です。

板厚の区分でも「長辺450mm以下」が境目になっています。同じ450でも、こちらは補強の対象になるかどうかの寸法です。

ピッチの300mmとは役割が違います。片方は対象、片方は間隔です。

たわみ継手はどんな構造なのか

クロスを二重にします。

同 1.14.12「たわみ継手」(1)(162ページ)

一般用ダクト(排煙用は除く。)に用いるたわみ継手は、次による。

(ア) 繊維系クロスを二重にした構造で、内部にピアノ線を挿入する等の変形抑制措置を施したものとする。

(イ) 繊維系クロスは、不燃性能を有し、片面に漏れ防止用のアルミニウム箔を貼付けたものとする。

適用の範囲が先に書かれています。一般用ダクトで、排煙用は除くとされています。

試験でもほぼ同じ形で出ました。二重にした繊維系クロスの間に補強用のピアノ線という肢が正しい肢でした。

同じ問の残りの肢はどうだったのか

2つとも正しい肢でした。

令和7年度 問題A【No.42】(1)(2)(いずれも正しい肢)

(1) 定風量ユニット(CAV)は、上流側の圧力が変動する場合でも、風量を一定に保つ機能を持っている。

(2) グラスウール製ダクトは、ダクト内温度が70℃以下の範囲で使用する。

CAVは上流側の条件が書かれています。圧力が変動する場合でも風量を保つという書き方です。

グラスウール製ダクトは温度で範囲が示されています。70℃以下という数字です。

ダクトの圧力区分と板厚はダクトの区分と板厚、施工側の決まりはダクト施工の読み分けで扱っています。

理解度チェック

Q.

補強リブを入れる間隔は何mm以下か。

300mm以下のピッチです。

Q.

補強リブの対象になるダクトの条件は。

保温を施さないダクトで、幅又は高さが450mmを超える場合です。

Q.

たわみ継手の内部に入れるものは。

ピアノ線です。繊維系クロスを二重にした構造の内部に挿入します。

Q.

仕様書のたわみ継手の規定は、どのダクトに適用されるか。

一般用ダクトです。排煙用は除かれています。

Q.

「450mm以下のピッチで補強リブを設ける」は正しいか。

誤りです。令和7年度の公表正答はこの肢でした。

仕様書は300mm以下と定めています。

まとめ

  • 補強リブの対象は保温を施さないダクト
  • 寸法の条件は幅又は高さが450mmを超えること。
  • 入れる間隔は300mm以下のピッチ
  • 令和7年度はピッチを450mm以下とした肢が誤りだった。
  • たわみ継手は繊維系クロスを二重にし内部にピアノ線。
  • クロスは不燃性能を持ち、片面にアルミニウム箔。
  • この規定は一般用ダクトで、排煙用は除かれる。

仕様書は改定されます。個別の判断は最新版の仕様書と試験問題を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第3編 空気調和設備工事 1.14.3.7「ダクトの補強」(1)(本文156ページ)、1.14.12「たわみ継手」(1)(本文162ページ)。国土交通省大臣官房官庁営繕部。
  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.42】(令和7年度)及び同年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は(3)です。
  • ※ グラスウール製ダクトの70℃という温度は、上に挙げた仕様書の本文には見当たりません。正しい肢として出題された事実として記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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