令和7年度 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題A【No.42】は、ダクト及びダクト附属品に関する問題です。4つの記述のうち、適当でないものを1つ選びます。
誤りは選択肢3です。
補強リブのピッチは300mm以下です。450mmは、補強が必要になるかどうかの条件のほうの数字です。
ひとつの条文に450mmと300mmが両方出てきます。どちらが条件でどちらがピッチかを入れ替えた形の引っかけです。
※ このページに問題文そのものは載せていません。一般財団法人 全国建設研修センターの試験問題および正答肢のページには、2026年8月時点で令和7年度と令和8年度が掲載されています。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 設定した風量を保持します |
| 2 | ○(適当) | 用途は低圧ダクトに限られます |
| 3 | ×(適当でない) | ピッチは300mm以下です |
| 4 | ○(適当) | 二重のクロスにピアノ線です |
補強リブの条文は、1文のなかに数字が2つ入っています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)1.14.3.7「ダクトの補強」(1)(本文156頁)
「保温を施さないダクトが、幅又は高さが450mmを超える場合は、間隔300mm以下のピッチで、補強リブによる補強を行う。」
450mmを超える場合に、300mm以下のピッチで補強します。選択肢3は450mmをピッチのほうに使っています。
| 数字 | 何を決めているか |
|---|---|
| 450mm | 幅又は高さがこれを超えると補強が要る(条件) |
| 300mm | 補強リブを入れる間隔(ピッチ) |
あわせて「保温を施さないダクト」が対象だという点も条文に書かれています。保温を施すダクトはこの規定の対象外です。
選択肢4のたわみ継手は、ほぼ条文どおりの記述です。
同 1.7.1.9「たわみ継手」(1)(ア)(本文123頁)
「繊維系クロスを二重にした構造で、内部にピアノ線を挿入する等の変形抑制措置を施したものとする。」
選択肢1の定風量ユニットも、機能が定義されています。
同 1.15.13「定風量ユニット」(1)(本文165頁)
「定風量ユニットは、風量の変動を機械的又は電気的に感知し、あらかじめ設定された風量を保持するように自動的にダンパーを調節する機構を有するものとする。」
上流側の圧力が変わっても設定した風量を保つのが、この機器の役目です。
選択肢2のグラスウール製ダクトについては、使う場面が限られています。
同 1.14.10「グラスウール製ダクト(円形ダクト)」(1)(本文161頁)
「風量調節ダンパー等以降において、消音を考慮する低圧ダクトで、吹出口ボックスへ単独で接続する場合に使用するグラスウール製ダクト(円形ダクト)は、(ア)及び(イ)による。」
ただしダクト内温度70℃以下という数値は、仕様書のなかに見つけられませんでした。公表正答では適当な肢として扱われています。
ダクトの補強は補強リブはどのピッチで入れるのか?ダクトの補強とたわみ継手で扱っています。
補強リブは、どのくらいの間隔で設けるか。
間隔300mm以下のピッチです。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)1.14.3.7(1)が「保温を施さないダクトが、幅又は高さが450mmを超える場合は、間隔300mm以下のピッチで、補強リブによる補強を行う」としています。
たわみ継手は、どのような構造か。
繊維系クロスを二重にした構造で、内部にピアノ線を挿入する等の変形抑制措置を施したものです。同仕様書1.7.1.9(1)(ア)が定めています。
定風量ユニットは、何をする機器か。
風量の変動を機械的又は電気的に感知し、あらかじめ設定された風量を保持するように自動的にダンパーを調節します。同仕様書1.15.13(1)が定めています。
> 空調・換気のほかの論点は空調・換気のカテゴリにまとめています
選択肢2の「ダクト内温度が70℃以下の範囲で使用する」という数値は、公共建築工事標準仕様書のなかに見つけられませんでした。公表正答では適当な肢として扱われています。
この問で問われた語を、年度をまたいで整理しています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月