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低圧と高圧の境目の数字が、正圧と負圧で違うようで混ざります。
板厚も長辺で変わるので、どこで切れるのか覚えきれません。
この記事の要点
区分は使用圧力で決まります。低圧が正圧500Pa以下、高圧2が正圧2,500Pa以下です。
正圧は「以下」、負圧は「以内」と書き分けられています。負圧の上限は高圧2で2,000Paです。
最小板厚は低圧が5段階、高圧1と高圧2はまとめて3段階になります。
正圧は「以下」、負圧は「以内」で書き分けられています。
区分と板厚を並べます。
使用圧力で3つに分かれます。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)1.14.1(1)/表3.1.13
ダクトは、使用圧力により、低圧ダクト、高圧1ダクト及び高圧2ダクトに区分し、その適用範囲は、表3.1.13による。
低圧ダクト 正圧+500以下/負圧-500以内
高圧1ダクト 正圧+500を超え+1,000以下/負圧-500を超え-1,000以内
高圧2ダクト 正圧+1,000を超え+2,500以下/負圧-1,000を超え-2,000以内
注 常用圧力とは、通常の運転時におけるダクト内圧をいう。
正圧の上限は500、1,000、2,500と上がります。負圧は500、1,000、2,000です。
高圧2だけ数字がそろいません。正圧2,500に対して負圧は2,000になります。
ダクトの長辺で決まります。
| ダクトの長辺(mm) | 低圧ダクト | 高圧1・高圧2 |
|---|---|---|
| 450以下 | 0.5 | 0.8 |
| 450を超え750以下 | 0.6 | 1.0 (450を超え1,200以下) |
| 750を超え1,500以下 | 0.8 | |
| 1,500を超え2,200以下 | 1.0 | 1.2 (1,200を超えるもの) |
| 2,200を超えるもの | 1.2 |
低圧は5段階、高圧1と高圧2はまとめて3段階です。区切りの数字も違います。
同じ長辺でも厚さが変わります。長辺450以下なら低圧0.5に対して高圧は0.8です。
用途で書き分けられています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)1.14.1(2)(3)/1.14.2.1(1)
(2) 空気調和設備及び換気設備に使用するダクト(空調ダクト及び換気ダクト)は、亜鉛鉄板製とする。
(3) 排煙設備に使用するダクト(排煙ダクト)は、亜鉛鉄板製又は1.5mm以上の鋼板製とし、特記による。なお、特記がなければ、亜鉛鉄板製とする。
めっきの付着量は、JIS G 3302「溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯」のZ18以上とする。
排煙ダクトだけ選択肢があります。1.5mm以上の鋼板製も認められています。
めっきの量も決まっています。JIS G 3302のZ18以上です。
1.14.3.3が上限を示しています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)1.14.3.3(1)/1.14.3.2(1)
長方形ダクトの縦横比は、原則として、4以下とする。
コーナーボルト工法ダクトは、長辺が1,500mm以下のダクトに適用する。
縦横比は原則として4以下です。細長くすると抵抗が増えます。
工法にも制限があります。コーナーボルト工法は長辺1,500mm以下のダクトに使います。
数と間隔が決められています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)1.14.3.4(2)(3)/1.14.3.6(1)(2)
ダクトのかどの継目は、2箇所以上とする。ただし、長辺が750mm以下の場合は、1箇所以上とし、ピッツバーグはぜ又はボタンパンチスナップはぜによるものとする。
ダクトの面の継目は、原則として、気流に直角方向のみとし、内部甲はぜ継ぎ又は突合せ溶接し平滑に仕上げたものとする。
(アングルフランジ工法ダクト)フランジの最大間隔は、1,820mmとする。フランジ部のダクト端の折り返しは5mm以上とする。
(共板フランジ工法ダクト)フランジの最大間隔は、1,750mmとする。フランジの板厚は、ダクトの板厚と同じとする。
フランジの最大間隔は工法で違います。アングルが1,820mm、共板が1,750mmです。
共板フランジ工法はフランジの板厚がダクトの板厚と同じになります。ダクトの板を折り曲げて作るためです。
半径と角度が決められています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)1.14.1(5)(6)
(5) ダクトの湾曲部の内側半径は、次による。
(ア) 長方形ダクトの場合は、半径方向の幅の1/2以上とする。ただし、1/2以上とれないときは、必要に応じてダクト内部に案内羽根を設ける。
(イ) スパイラルダクトの場合は、その半径以上とする。
(6) ダクトの断面を変形させるときは、その傾斜角度は、拡大部は15°以下、縮小部は30°以下とする。ただし、ダクト途中にコイル、フィルター等がある場合は、拡大部は30°以下、縮小部は45°以下とし、(以下略)
角度は拡大部が15°以下、縮小部が30°以下です。広げる側のほうが厳しくなります。
途中にコイルやフィルターがあると緩みます。拡大部30°以下、縮小部45°以下です。
ダクトの防火区画貫通は防火区画貫通処理で扱っています。
低圧ダクトの常用圧力の範囲は。
正圧が+500Pa以下、負圧が-500Pa以内です。
高圧2ダクトの負圧の限度は。
-2,000Pa以内です。正圧の+2,500Pa以下とは数字が違います。
長辺450mm以下のダクトの最小板厚は。
低圧ダクトが0.5mm、高圧1及び高圧2ダクトが0.8mmです。
長方形ダクトの縦横比の上限は。
原則として4以下です。
ダクトを絞るときの傾斜角度は。
縮小部は30°以下です。拡大部は15°以下になります。
実際の板厚や工法は特記によって変わります。個別の判断は設計図書と監督員の指示にしたがってください。
級ごとに分けています。1級 空調・換気|2級 空調・換気を見てください。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
まちがえやすいポイント
ねらわれるのは負圧の側です。正圧と同じ数字だと思うとずれます。
高圧2ダクトの負圧は-2,000Pa以内です。正圧の+2,500Paとは違う数字が入っています。
語尾も違います。正圧は「以下」、負圧は「以内」と書かれています。