管工事施工管理技士 独学ガイド

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スパイラルダクトの吊り間隔は何mmか?円形ダクトの吊りと接合

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長方形ダクトの吊り間隔は覚えましたが、丸いダクトの数字が分かりません。

吊りバンドに変えてよい条件も知りたいです。

この記事の要点

吊り間隔はスパイラルダクトが4,000mm以下、円形ダクトが3,640mm以下です。

呼称寸法750以下は、吊りバンドとの組合せによることもできます。

小口径の境目は呼称寸法300以下です。

スパイラルと円形で吊り間隔の数値が違います。

仕様書の数値を並べます。

スパイラルダクトと円形ダクトの吊りの要件を並べた図。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第3編2.2.2.4・2.2.3.2・2.2.5による。表3.2.3のスパイラル及び円形ダクトの吊り金物では、呼称寸法750以下で山形鋼寸法25×25×3、750を超え1,000以下で30×30×3、1,000を超え1,250以下で40×40×3とし、吊り用ボルトはいずれもM10又は呼び径9とする。吊り間隔は、スパイラルダクトは4,000ミリメートル以下、円形ダクトは3,640ミリメートル以下とする。呼称寸法750以下の横走りダクトの吊り金物は、厚さ0.8ミリメートル以上の亜鉛めっきを施した鋼板を円形に加工した吊りバンドと吊り用ボルトとの組合せによるものとしてもよい。小口径である呼称寸法300以下のものは、吊り金物に代えて厚さ0.6ミリメートルの亜鉛鉄板を帯状に加工したものを使用してもよいが、要所に振れ止め支持を行う。スパイラルダクトの接合は差込み継手接合又はフランジ継手接合とし、継目全周にシール材を塗布した後にダクト用テープで二重巻きにする。表3.2.4の接合部のビス本数は、ダクト内径155ミリメートル以下で3本、155を超え355ミリメートル以下で4本、355を超え560ミリメートル以下で6本、560を超え800ミリメートル以下で8本、800を超え1,250ミリメートル以下で12本とする。排気フードの吊り間隔は1,500ミリメートル以下かつ四隅とし、フレキシブルダクトは吹出口及び吸込口ボックスの接続用として1.5メートル以下で使用してもよい。
丸いダクトは長方形と別の表による。※仕様書の要件を並べた図。

吊り間隔はスパイラルと円形でどう違うのか

4,000mmと3,640mmです。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.2.2.4(1)

横走りダクトは、標準図(ダクトの吊り金物・形鋼振れ止め支持要領)に準じた吊りを行う。吊り間隔は、スパイラルダクトは4,000mm以下、円形ダクトは3,640mm以下とする。

ダクトの種類 吊り間隔
スパイラルダクト 4,000mm以下
円形ダクト 3,640mm以下

同じ丸いダクトでも値が分かれます。スパイラルのほうが長く取れます

3,640mmという値は別の工法にも出てきます。アングルフランジ工法ダクトの吊り間隔と同じ数値です。

吊り金物の山形鋼はどう選ぶのか

呼称寸法で3段に分かれます。

第3編2.2.2.4(2)、表3.2.3

ダクトと吊り金物の組合せは、表3.2.3による。

呼称寸法750以下=25×25×3/750を超え1,000以下=30×30×3/1,000を超え1,250以下=40×40×3

注 呼称寸法1,000を超える場合の吊り用ボルトの径は、強度を確認の上、選定する。

吊り用ボルトは3段とも同じです。M10又は呼び径9です。

ただし注に条件が付きます。呼称寸法1,000を超える場合は強度を確認の上、選定するとされています。

まちがえやすいポイント

長方形ダクトの表と数値がよく似ています。

長方形ダクトは表3.2.2で「ダクトの長辺」の4段、スパイラル及び円形ダクトは表3.2.3で「呼称寸法」の3段です。区分の名前も段数も違います。

山形鋼の寸法は最大が違います。表3.2.3は40×40×3までで、40×40×5は出てきません。

吊りバンドに変えてよいのはどんなときか

呼称寸法750以下です。

第3編2.2.2.4(3)

呼称寸法750以下の横走りダクトの吊り金物は、厚さ0.8mm以上の亜鉛めっきを施した鋼板を円形に加工した吊りバンドと吊り用ボルトとの組合せによるものとしてもよい。なお、小口径(呼称寸法300以下)のものにあっては、吊り金物に代えて、厚さ0.6mmの亜鉛鉄板を帯状に加工したものを使用してもよい。ただし、これによる場合は、要所に振れ止め支持を行う。

境目が2つあります。750以下で吊りバンド、300以下で帯状の亜鉛鉄板です。

帯状にするときは条件が付きます。要所に振れ止め支持を行うことです。

スパイラルダクトはどう接合するのか

差込みかフランジです。

第3編2.2.3.2(1)(2)

(1) スパイラルダクトの接合は、差込み継手接合又はフランジ継手接合とする。

(2) 差込み継手及びフランジ用カラーとダクトの接合は、継手を直管に差込み、鋼製ビスで周囲を固定し、継手と直管の継目全周にシール材を塗布した後、ダクト用テープで二重巻きにしたものとする。

手順が順に書かれています。差込む、ビスで固定、シール材、テープで二重巻きです。

ビスの本数は表で決まります。ダクト内径155mm以下で3本、800を超え1,250mm以下で12本です。

附属品の吊りはどう決まっているのか

排気フードだけ別の数値です。

第3編2.2.5.2(1)(2)、2.2.5.3(1)

2.2.5.2(1) 排気フードの吊り及び支持は、2.2.2.2「アングルフランジ工法ダクト」の当該事項による。ただし、吊り間隔は、1,500mm以下、かつ、四隅とする。

(2) 排気フードは、天井下地の施工後に取付ける。

2.2.5.3(1) フレキシブルダクトは、吹出口及び吸込口ボックスの接続用として1.5m以下で使用してもよい。

2つの条件が同時にかかります。1,500mm以下、かつ、四隅です。

取付けの順序も指定されています。天井下地の施工後に取付けます。

長方形ダクトの吊りはダクトの吊りと支持で扱っています。

理解度チェック

Q.

スパイラルダクトの吊り間隔は。

4,000mm以下です。円形ダクトは3,640mm以下です。

Q.

吊りバンドとの組合せにしてよい呼称寸法は。

750以下です。厚さ0.8mm以上の鋼板を円形に加工したものです。

Q.

小口径とされる呼称寸法は。

300以下です。厚さ0.6mmの亜鉛鉄板を帯状に加工したものを使えます。

Q.

スパイラルダクトの接合方法は。

差込み継手接合又はフランジ継手接合です。

Q.

排気フードの吊り間隔は。

1,500mm以下、かつ、四隅です。

まとめ

  • 吊り間隔はスパイラル4,000mm以下、円形3,640mm以下
  • 山形鋼は呼称寸法で25×25×3から40×40×3の3段。
  • 吊り用ボルトは3段ともM10又は呼び径9
  • 呼称寸法750以下は吊りバンドとの組合せでよい。
  • 小口径は呼称寸法300以下で帯状の亜鉛鉄板が使える。
  • 帯状にする場合は要所に振れ止め支持を行う。
  • 接合は差込み継手接合又はフランジ継手接合
  • 排気フードの吊りは1,500mm以下かつ四隅

吊りや支持の要領は標準図と設計図書によって変わります。個別の判断は監督職員の指示にしたがってください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 空調・換気2級 空調・換気を見てください。

参考資料

  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第3編第2章第2節2.2.2.4・2.2.3.2・2.2.5並びに表3.2.3及び表3.2.4(国土交通省大臣官房官庁営繕部。国土交通省 官庁営繕のページで公開されているPDFの173〜174ページ)。吊り間隔・呼称寸法・ビス本数の数値は、同PDFの当該ページを画像にして目視で確認しました。
  • ※ 吊り金物の施工要領を示す標準図(ダクトの吊り金物・形鋼振れ止め支持要領)は、この記事では扱っていません。
  • ※ 長方形ダクトの吊り間隔と表3.2.2はダクトの吊りと支持で扱っています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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