管工事施工管理技士 独学ガイド

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手動開放装置の高さは何mmか?排煙口とダンパーの取付け

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手動開放装置の高さに範囲があると聞きましたが、数字が出てきません。

ダンパーを隠ぺい部分に付けるときの決まりも知りたいです。

この記事の要点

手動開放装置の操作箱は床面より800mm以上1,500mm以下に取付けます。

ダンパーが隠ぺい部分に設置される場合は点検口があることを確認します。

風速センサー形の変風量ユニットは上流側にダクト径の4倍程度の直管部を設けます。

手動開放装置の操作箱は床面より800mm以上1,500mm以下です。

排煙口とダンパーの決まりを並べます。

排煙口とダンパーの取付け要件を並べた図。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編第2章第3節により、排煙口の吊り及び支持は2.2.2.2「アングルフランジ工法ダクト」の当該事項によるほか、振れ止め支持を施し堅固に取付ける。手動開放装置の操作箱は見やすく避難の際に操作が容易な位置に取付け、取付け高さは床面より800mm以上1,500mm以下とする。ダンパーが隠ぺい部分に設置される場合は点検口があることを確認する。防火ダンパー、防煙ダンパー等は火災時に脱落しないように防火区画の壁又は床に固定する。定風量ユニット及び変風量ユニットはダクトに気密に取付け、風速センサー形はユニット上流側にダクト径の4倍程度の直管部を設けて取付ける。防火ダンパー、防煙ダンパー、防火・防煙ダンパー及びピストンダンパーは施工後に作動の確認を行い、排煙口も施工後に作動の確認を行う。表3.2.6により、風量測定口の取付け個数は取付け辺(長辺)の寸法が300mm以下で1個、300mmを超え700mm以下で2個、700mmを超えるもので3個とする。
高さと個数に数値がある。※仕様書の要件を並べた図。

手動開放装置はどこに取付けるのか

高さの範囲が決められています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.3.2(1)(2)

(1) 排煙口の吊り及び支持は、2.2.2.2「アングルフランジ工法ダクト」の当該事項によるほか、振れ止め支持を施し、堅固に取付ける。

(2) 手動開放装置の操作箱は、見やすく、避難の際に操作が容易な位置に取付ける。取付け高さは、床面より800mm以上1,500mm以下とする。

上限と下限があります。床面より800mm以上1,500mm以下です。

位置の条件も付きます。見やすく、避難の際に操作が容易な位置とされています。

ダンパーはどう固定するのか

2つのことが書かれています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.3.3(1)(2)

(1) ダンパーが、隠ぺい部分に設置される場合は、点検口があることを確認する。

(2) 防火ダンパー、防煙ダンパー等は、火災時に脱落しないように、防火区画の壁又は床に固定する。固定方法は、標準図(ダクトの防火区画貫通部施工要領)による。

隠ぺい部分では先に確かめます。点検口があることを確認するとされています。

固定する先が指定されています。防火区画の壁又は床です。

まちがえやすいポイント

固定するのはダクトではありません。

防火ダンパー、防煙ダンパー等は「火災時に脱落しないように、防火区画の壁又は床に固定する」と書かれています。壁又は床の側に留めます。

点検口は「設ける」ではなく「あることを確認する」と書かれています。

ダンパーの種類はダンパーの種類と板厚で扱っています。

定風量ユニットと変風量ユニットはどう取付けるのか

風速センサー形には条件が付きます。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.3.4(1)(2)

(1) ダクトに気密に取付け、必要に応じて、吊り又は支持を行う。

(2) 風速センサー形は、ユニット上流側にダクト径の4倍程度の直管部を設けて取付ける。

設ける位置は片側です。ユニット上流側に直管部を設けます。

長さはダクト径で決まります。ダクト径の4倍程度です。

風量測定口はいくつ取付けるのか

長辺の寸法で3段に分かれます。

取付け辺(長辺)の寸法 取付け個数
300mm以下 1
300mmを超え、700mm以下 2
700mmを超えるもの 3

基準は取付け辺(長辺)の寸法です。

位置は表にありません。取付け位置は特記によるとされています。

施工後に確認することは

作動の確認が求められます。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編2.3.5(1)(2)/2.3.1(1)

2.3.5(1) 防火ダンパー、防煙ダンパー、防火・防煙ダンパー及びピストンダンパーは、施工後に作動の確認を行う。

(2) 排煙口は、施工後に作動(手動開放装置及び連動制御器等を含む)の確認を行う。

2.3.1(1) 外壁ガラリは、建築物の外壁等に堅固に取付け、その間隙はモルタル等で気密に仕上げる。

ダンパーは4種類が挙げられています。防火・防煙・防火防煙・ピストンです。

排煙口の確認には範囲が示されています。手動開放装置及び連動制御器等を含む作動の確認です。

排煙設備の基準は排煙設備の基準で扱っています。

理解度チェック

Q.

手動開放装置の操作箱の取付け高さは。

床面より800mm以上1,500mm以下です。

Q.

ダンパーが隠ぺい部分に設置される場合は。

点検口があることを確認します。

Q.

防火ダンパーはどこに固定するか。

火災時に脱落しないように、防火区画の壁又は床に固定します。

Q.

風速センサー形の直管部はどこにどれだけ設けるか。

ユニット上流側に、ダクト径の4倍程度です。

Q.

長辺700mmを超えるダクトの風量測定口の個数は。

3個です。300mm以下は1個、300mmを超え700mm以下は2個です。

まとめ

  • 手動開放装置の操作箱は床面より800mm以上1,500mm以下
  • 排煙口は振れ止め支持を施し、堅固に取付ける
  • 隠ぺい部分のダンパーは点検口があることを確認する。
  • 防火ダンパー等は防火区画の壁又は床に固定する。
  • 風速センサー形は上流側にダクト径の4倍程度の直管部。
  • 風量測定口は長辺300mm以下1個・700mm以下2個・700mm超3個
  • ダンパーと排煙口は施工後に作動の確認を行う。

取付けの位置や固定方法は標準図と設計図書によって変わります。個別の判断は監督職員の指示にしたがってください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 空調・換気2級 空調・換気を見てください。

参考資料

  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第3編第2章第3節「制気口及びダンパー」2.3.1〜2.3.5並びに2.2.5.5「風量測定口」及び表3.2.6(国土交通省大臣官房官庁営繕部、令和7年11月5日 国営設第110号。国土交通省 官庁営繕のページで公開されているPDFの177ページ)。高さと個数の数値は同PDFの当該ページを画像にして目視で確認しました。
  • ※ 防火区画貫通部の固定方法は標準図(ダクトの防火区画貫通部施工要領)によるもので、この記事では扱っていません。
  • ※ 排煙設備の設置が必要な建築物や排煙口の位置は建築基準法令によるもので、排煙設備の基準で扱っています。
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この記事を書いた人

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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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