管工事施工管理技士 独学ガイド

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浄化槽の水張り試験とは?24時間放置と配管試験の圧力

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浄化槽の試験に種類が多く、どの管がどの試験か混ざります。

埋戻しの手順も、どこから水を入れるのか分かりません。

この記事の要点

槽の水張り試験は満水状態にして24時間放置し、水面高の変化等で漏水を検査します。

配管は種類で試験が変わります。汚水管は満水試験で30分、ポンプ吐出管は水圧試験で60分です。

ユニット型の埋戻しは槽内に半分程度注水した後に行います。

水張り試験は満水にして24時間放置します。

試験と埋戻しの決まりを並べます。

浄化槽の試験と埋戻しの要件を並べた図。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第8編「浄化槽設備工事」により、槽は設置完了後掃除を行い満水状態にして24時間放置し、水面高の変化等で漏水の有無を検査する。工事完了後はポンプ槽及び汚泥貯留槽を除く全ての槽を満水状態とする。配管の試験は隠ぺい又は埋戻し、配管完了後の塗装、被覆施工のいずれかの施工前に行い、汚水管及び汚泥管は満水試験で保持時間は最小30分、ポンプ吐出管は水圧試験で最小0.75メガパスカルの圧力で保持時間は最小60分、消泡管は通水試験、空気管は空気圧試験で最高使用圧力の1.1倍の圧力で保持時間は最小60分とする。ユニット型浄化槽の埋戻しは流入管管底と放流管管底の深さを確かめ正しく接続されていることを確認した後に行い、槽内に半分程度注水した後良質土で行うものとし、深さの3分の1程度ずつ周囲を均等に突き固め水締めを行う。地下水位が高い場所は製造者の標準仕様による浮上防止金具等を用いて槽本体を基礎に固定した後、埋戻しを行う。機器及び装置と配管との接合部はフランジ接合とし、容積形送風機と配管の接合には防振継手を設ける。
管の種類ごとに試験が違う。※仕様書の要件を並べた図。

槽の水張り試験はどう行うのか

掃除をしてから満水にします。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第8編2.2.2(1)(ア)

槽は、設置完了後掃除を行い、満水状態にして24時間放置し、水面高の変化等で漏水の有無を検査する。

なお、工事完了後は、ポンプ槽及び汚泥貯留槽を除く、全ての槽を満水状態とする。

置いておく時間が決まっています。満水状態にして24時間放置します。

工事完了後にも指示があります。ポンプ槽及び汚泥貯留槽を除く全ての槽を満水状態とします。

配管の試験は管ごとにどう違うのか

4種類に分かれます。

試験 圧力と保持時間
汚水管・汚泥管 満水試験 保持時間は最小30分
ポンプ吐出管 水圧試験 最小0.75MPa、保持時間は最小60分
消泡管 通水試験 なし
空気管 空気圧試験 最高使用圧力の1.1倍、保持時間は最小60分

保持時間は2つに分かれます。満水試験だけ30分で、残りは60分です。

配管の水圧試験は配管の試験と保持時間で扱っています。

配管の試験はいつ行うのか

3つの施工より前です。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第8編2.2.2(2)(ア)

試験は、以下のいずれかの施工前に行う。

(a) 隠ぺい又は埋戻し

(b) 配管完了後の塗装(ねじ部のさび止めペイントは除く。)

(c) 被覆施工

後から見えなくなる作業の前です。隠ぺい又は埋戻し・塗装・被覆施工のいずれかより前に行います。

除かれるものもあります。ねじ部のさび止めペイントは塗装から除かれています。

ユニット型の埋戻しはどうするのか

先に水を入れてから埋め戻します。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第8編3.2.1(2)(3)

(2) ユニット本体を、基礎上に水平に設置し、流入管管底と放流管管底の深さを確かめ、正しく接続されていることを確認した後、埋戻しを行う。埋戻しは、槽内に半分程度注水した後、良質土で行うものとし、深さの1/3程度ずつ周囲を均等に突き固め、水締めを行う。また、地下水位が高い場所は、製造者の標準仕様による浮上防止金具等を用いて槽本体を基礎に固定した後、埋戻しを行う。

(3) 埋戻しは、ユニット本体に鋭角な砕石等が当たらないよう、特に注意する。

水は先に入れます。槽内に半分程度注水した後、良質土で埋め戻します。

突き固める幅も決まっています。深さの1/3程度ずつ周囲を均等に突き固め、水締めを行います。

まちがえやすいポイント

地下水位が高い場所には手順が1つ増えます。

製造者の標準仕様による浮上防止金具等を用いて槽本体を基礎に固定した後、埋戻しを行います。固定が先で、埋戻しが後です。

入れる土にも条件があります。良質土を使い、鋭角な砕石等が当たらないよう特に注意します。

機器の据付けは機器の据付けで扱っています。

配管の接合はどう決まっているのか

接合部の形が指定されています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第8編2.2.1(1)(ア)

(a) 機器及び装置と配管との接合部は、フランジ接合とする。また、容積形送風機と配管の接合には、防振継手を設ける。

(b) 維持管理のしやすいように、必要箇所にフランジ、ユニオン等を設ける。

(c) 配管系の最下部には、ドレン抜き用の弁を設け、空気だまりには、エア抜弁を設ける。

(d) 散気管は、水面から所定の深さに水平に取付ける。

機器との境目はフランジ接合です。容積形送風機との接合には防振継手を設けます。

付ける位置も決まっています。最下部にドレン抜き用の弁、空気だまりにエア抜弁です。

継手の仕様は配管附属品(継手とストレーナ)で扱っています。

理解度チェック

Q.

槽の水張り試験はどう行うか。

設置完了後に掃除を行い、満水状態にして24時間放置し、水面高の変化等で漏水の有無を検査します。

Q.

汚水管と汚泥管の試験は。

満水試験で、保持時間は最小30分です。

Q.

ポンプ吐出管の試験は。

水圧試験で、最小0.75MPaの圧力、保持時間は最小60分です。

Q.

ユニット型の埋戻しはどうするか。

槽内に半分程度注水した後、良質土で深さの1/3程度ずつ周囲を均等に突き固め、水締めを行います。

Q.

地下水位が高い場所ではどうするか。

浮上防止金具等を用いて槽本体を基礎に固定した後、埋戻しを行います。

まとめ

  • 槽の水張り試験は満水状態にして24時間放置する。
  • 工事完了後はポンプ槽及び汚泥貯留槽を除く全ての槽を満水にする。
  • 汚水管・汚泥管は満水試験で30分、ポンプ吐出管は水圧試験で0.75MPa・60分
  • 消泡管は通水試験、空気管は空気圧試験で最高使用圧力の1.1倍・60分
  • 配管の試験は隠ぺい・埋戻し・塗装・被覆施工のに行う。
  • ユニット型の埋戻しは半分程度注水した後、深さの1/3程度ずつ突き固める。
  • 地下水位が高い場所は浮上防止金具等で固定してから埋め戻す。

試験の方法や基礎の仕様は特記と設計図書によって変わります。個別の判断は監督職員の指示にしたがってください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 衛生設備2級 衛生設備を見てください。

参考資料

  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)第8編「浄化槽設備工事」2.2.1・2.2.2・3.2.1・3.2.2(国土交通省大臣官房官庁営繕部、令和7年11月5日 国営設第110号。国土交通省 官庁営繕のページで公開されているPDFの280ページから281ページ)。試験の方法、圧力、保持時間、埋戻しの手順は同編によります。
  • ※ 浄化槽の処理方式やBOD除去率は浄化槽法によるもので、浄化槽とBOD除去率で扱っています。
  • ※ 基礎等の厚さは同編の表8.3.1によるもので、この記事では扱っていません。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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