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継手の種類が多く、どれがどの規格によるのか覚えられません。
ストレーナの網目も、水と蒸気で数字が違うようです。
この記事の要点
鋼管用の伸縮管継手はベローズ形とスリーブ形です。引く規格が違います。
ストレーナは呼び径50以下がY形ねじ込み式、65以上がY形又はU形のフランジ式です。
網目は水用が40メッシュ以上、蒸気用が80メッシュ以上とされています。
ストレーナの網目は水用40、蒸気用80メッシュ以上です。
継手類とストレーナを並べます。
鋼管用は2つの形が示されています。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.2.7.1(1)
(ア) ベローズ形は、JIS B 2352「ベローズ形伸縮管継手」に規定するフランジ形で、ベローズ及び接液部は、JIS G 4305「冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯」によるSUS304L又はSUS316Lとする。本継手は、管の伸縮に対して漏れがなく、作動が確実なものとし、複式のものは十分な強度をもつ固定台を有するものとする。
(イ) スリーブ形は、SHASE-S 003「スリーブ形伸縮管継手」に規定するフランジ形で管の伸縮に対して漏れがなく、作動が確実なものとする。
引く規格が違います。ベローズ形はJIS、スリーブ形はSHASE-Sです。
複式には条件が付きます。十分な強度をもつ固定台を持つものとされています。
2つの形式と共通の性能があります。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.2.8.1(1)/2.2.8.2(1)
2.2.8.1(1) 鋼製フランジ付きで、ベローズは、(中略)SUS304、SUS316又はSUS316Lとする。本継手は、溶接を用いずにベローズとフランジを組込んだものとし、十分な可とう性、耐熱性、耐圧強度(最高使用圧力の1.5倍以上)及び防振効果(補強材を挿入した合成ゴム製の防振継手と同等)を有するものとする。
2.2.8.2(1) 鋼製又は鋳鉄製のフランジ付きで、補強材を挿入した合成ゴム製又は3山ベローズ形のポリテトラフルオロエチレン樹脂製のものとし、(中略)なお、ブライン用は、エチレンプロピレンゴム製とする。
ベローズ形には作り方の条件があります。溶接を用いずにベローズとフランジを組込みます。
耐圧強度は両方に付きます。最高使用圧力の1.5倍以上です。
ブライン用だけ材質が指定されています。エチレンプロピレンゴム製です。
呼び径で4段に分かれます。
| 呼び径(ベローズ形・水用) | 全長 |
|---|---|
| 25以下 | 300mm以上 |
| 32以上50以下 | 500mm以上 |
| 65以上150以下 | 750mm以上 |
| 200以上 | 1,000mm以上 |
合成ゴム製は段の数が違います。40以下・50以上80以下・100以上の3段です。
油用も別に定められています。呼び径20以下・25以上40以下・50以上100以下の3段です。
呼び径50と65が境目です。
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.2.13.1(1)/2.2.13.2(1)
2.2.13.1(1) 呼び径50以下は、鋳鉄製、ステンレス鋼製又は青銅製のY形ねじ込み式、呼び径65以上は鋳鉄製又はステンレス鋼製のY形又はU形でフランジ式とし、(中略)
なお、掃除口用プラグ及びスクリーンは、ステンレス鋼製又は黄銅製で、網目は水用においては40メッシュ以上(電磁弁の前に設ける場合は、80メッシュ以上)、蒸気用は80メッシュ以上とする。
2.2.13.2(1) 鋳鉄製複式バケット形で、ストレーナの点検が容易な構造とし、2.2.13.1「水及び蒸気用」(1)に準ずるものとする。
形も材質も変わります。50以下はY形ねじ込み式、65以上はY形又はU形のフランジ式です。
油用は形式が1つです。鋳鉄製複式バケット形で、点検が容易な構造とされています。
掃除口と材質にも指定があります。
掃除口用プラグとスクリーンはステンレス鋼製又は黄銅製です。網目だけでなく材質も定められています。
管の側にも合わせます。塩ビライニング鋼管やポリ粉体鋼管に取付ける鋳鉄製ストレーナは、一般用弁及び栓と同じライニングを施したものとされています。
配管材料の記号は配管材料の記号で扱っています。
鋼管用の伸縮管継手は何種類あるか。
ベローズ形とスリーブ形の2つです。ベローズ形はJIS B 2352、スリーブ形はSHASE-S 003によります。
防振継手の耐圧強度は。
最高使用圧力の1.5倍以上です。
ストレーナの形式が変わる呼び径は。
50以下がY形ねじ込み式、65以上がY形又はU形のフランジ式です。
スクリーンの網目は。
水用は40メッシュ以上、電磁弁の前に設ける場合と蒸気用は80メッシュ以上です。
油用ストレーナの形式は。
鋳鉄製複式バケット形です。
実際に使う継手や附属品の種類は特記と設計図書によって変わります。個別の判断は監督職員の指示にしたがってください。
級ごとに分けています。1級 機器・材料|2級 機器・材料を見てください。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
まちがえやすいポイント
水用でも80メッシュになる場合があります。
水用は40メッシュ以上ですが、電磁弁の前に設ける場合は80メッシュ以上です。蒸気用の80メッシュ以上と同じ数字になります。
ポンプまわりでは継手の順序も出題されています。令和7年度2級(後期)No.33では、肢(2)「揚水ポンプの吐出し側には、ポンプに近い順に、防振継手、仕切弁、逆止弁を取り付ける」が適当でないものとして正答になりました。
据付けの決まりは機器の据付けで扱っています。