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配管材料の記号とは?白管と黒管・SGP-VA/VB/VDの使い分け

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記号が似ていて、VAとVBとVDのどれが地中用か毎回迷います。

白管と黒管も、どちらをどこに使うのか自信がありません。

この記事の要点

白管と黒管は用途で決まります。蒸気・高温水・油が黒管、それ以外が白管です。

ライニング鋼管は末尾の記号で分かれます。VAとVBが一般配管用、VDが地中配管用です。

白管は黒管に溶融亜鉛めっきを施したものです。もとは同じ配管用炭素鋼鋼管になります。

用途で白管と黒管が決まり、末尾のDが地中配管用です。

仕様書の表が用途ごとに分かれています。

配管材料の記号と用途を並べた図。公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)の表2.2.1により冷温水及び冷却水は白管、表2.2.3により蒸気・高温水及び油は黒管、表2.2.6により給水・給湯及び消火は白管。JIS G 3452が配管用炭素鋼鋼管、JIS G 3454が圧力配管用炭素鋼鋼管でSTPG370のSch40・Sch80。ライニング鋼管の記号は、SGP-VAとSGP-VBが一般配管用、SGP-VDが地中配管用、SGP-HVAが耐熱性で給湯用。ポリエチレン粉体はSGP-PA・PBが一般配管用でPDが地中配管用、フランジ付は頭にFが付きSGP-FVA・FVB・FVD。2.1.1(1)により鋼管の製法は呼び径100以下が鍛接鋼管SGP-B・熱間仕上げ電気抵抗溶接鋼管SGP-E-H又は電気抵抗溶接鋼管SGP-E-Gのうち耐溝状腐食電縫鋼管、呼び径125以上が電気抵抗溶接鋼管SGP-E-Gのうち耐溝状腐食電縫鋼管。令和6年度2級前期では配管用炭素鋼鋼管には黒管と白管があり白管は黒管に溶融亜鉛めっきを施したものという文が正しい肢として出題された。ステンレス鋼管は一般配管用JIS G 3448・配管用JIS G 3459・配管用溶接大径JIS G 3468でいずれもSUS 304。
用途で白黒が決まる。※仕様書の要件を並べた図。

白管と黒管はどこが違うのか

もとは同じ管で、めっきの有無が違います。

令和6年度2級 第一次検定(前期)No.26 の選択肢(1)

配管用炭素鋼鋼管(JIS)には黒管と白管があり、白管は、黒管に溶融亜鉛めっきを施したものである。

この文は正しい肢として出題されました。同じ問で誤りとされたのは定水位調整弁の肢です。

規格はどちらもJIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管です。仕様書の表では備考欄に白管か黒管かが書かれています。

どの用途で白管を使うのか

仕様書の表が用途ごとに分かれています。

用途(表の番号) JIS G 3452の備考
冷温水及び冷却水(表2.2.1) 白管
蒸気、高温水及び油(表2.2.3) 黒管
給水、給湯及び消火(表2.2.6) 白管

黒管になるのは蒸気、高温水及び油です。水を扱う側が白管になります。

圧力配管用炭素鋼鋼管も同じ並びです。STPG370のSch40やSch80に、白管か黒管かが付きます。

ライニング鋼管の記号はどう読むのか

末尾の文字が使う場所を表します。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)表2.2.6(抜粋)

JWWA K 116 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管 SGP-VA(一般配管用)/SGP-VB(一般配管用)/SGP-VD(地中配管用) 用途:給水

JWWA K 140 水道用耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管 SGP-HVA 用途:給湯

JWWA K 132 水道用ポリエチレン粉体ライニング鋼管 SGP-PA(一般配管用)/SGP-PB(一般配管用)/SGP-PD(地中配管用) 用途:給水

末尾がDなら地中配管用、AとBは一般配管用です。塩ビもポリエチレン粉体も同じ並びになります。

耐熱性のものは頭にHが付きます。SGP-HVAが給湯用です。

まちがえやすいポイント

記号は末尾から読むと迷いません。AとBが一般、Dが地中です。

フランジ付は頭にFが付いてSGP-FVA、SGP-FVB、SGP-FVDになります。Fが増えても末尾の意味は変わりません。

用途も表で決まっています。塩ビライニングは給水、耐熱性ライニングは給湯です。

鋼管の製法は何で分かれるのか

呼び径で使える製法が変わります。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)2.1.1(1)

都市ガス又は液化石油ガス以外に水配管用亜鉛めっき鋼管又は配管用炭素鋼鋼管を使用する場合は、呼び径100以下は鍛接鋼管(SGP-B)、熱間仕上げ電気抵抗溶接鋼管(SGP-E-H)又は電気抵抗溶接鋼管(SGP-E-G)のうち耐溝状腐食電縫鋼管とし、呼び径125以上は電気抵抗溶接鋼管(SGP-E-G)のうち耐溝状腐食電縫鋼管とする。

呼び径100以下は3つから選べます。125以上はSGP-E-Gだけになります。

共通して求められるのが耐溝状腐食電縫鋼管です。電縫鋼管の溶接部にできる溝状の腐食を防ぐためです。

ステンレス鋼管はどう分かれるのか

規格番号が3つあります。

番号 名称と備考
JIS G 3448 一般配管用ステンレス鋼鋼管(SUS 304
JIS G 3459 配管用ステンレス鋼鋼管(SUS 304
JIS G 3468 配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管(SUS 304

備考はいずれもSUS 304です。番号と名称の対応で覚えます。

ステンレス鋼管の支持には条件が付きます。配管の支持と振れ止めで扱っています。

樹脂の管は何が挙がっているのか

冷温水では2つが挙がっています。

公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)表2.2.1(抜粋)

JIS K 6769 架橋ポリエチレン管 用途:冷温水

JIS K 6778 ポリブテン管 用途:冷温水

JIS H 3300 銅及び銅合金の継目無管 硬質(M) 用途:冷温水

樹脂の管は架橋ポリエチレン管とポリブテン管です。どちらも冷温水に挙がっています。

銅管の備考は硬質(M)です。管の種類だけでなく質別まで書かれています。

理解度チェック

Q.

白管は黒管とどう違うか。

白管は黒管に溶融亜鉛めっきを施したものです。規格はどちらもJIS G 3452になります。

Q.

黒管が使われる用途は。

蒸気、高温水及び油です。冷温水・冷却水と給水・給湯・消火は白管になります。

Q.

SGP-VDはどこに使うか。

地中配管用です。SGP-VAとSGP-VBは一般配管用になります。

Q.

呼び径125以上の配管用炭素鋼鋼管はどの製法か。

電気抵抗溶接鋼管(SGP-E-G)のうち耐溝状腐食電縫鋼管です。

Q.

一般配管用ステンレス鋼鋼管の規格番号は。

JIS G 3448です。備考はSUS 304になります。

まとめ

  • 白管は黒管に溶融亜鉛めっきを施したもの。規格はどちらもJIS G 3452。
  • 黒管になるのは蒸気、高温水及び油。それ以外は白管。
  • ライニング鋼管は末尾がAとBで一般配管用Dで地中配管用
  • 耐熱性のSGP-HVAは給湯、塩ビライニングは給水。
  • フランジ付は頭にFが付く(SGP-FVA・FVB・FVD)。
  • 呼び径100以下は3つの製法125以上はSGP-E-Gだけ。いずれも耐溝状腐食電縫鋼管。
  • ステンレス鋼管はJIS G 3448・3459・3468で、いずれもSUS 304

どの管材を使うかは特記によって決まります。個別の判断は設計図書と監督員の指示にしたがってください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 機器・材料2級 機器・材料を見てください。

参考資料

  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版(修補版)2.1.1・表2.2.1・表2.2.3・表2.2.6(国土交通省大臣官房官庁営繕部、令和7年11月5日 国営設第110号。国土交通省 官庁営繕のページで公開されているPDFの23ページ、26ページ、28ページ)。用途ごとの白管と黒管、ライニング鋼管の記号と用途、呼び径による製法、ステンレス鋼管の規格番号は同節によります。
  • ※ 正しい肢として出題された事実は、一般財団法人 全国建設研修センターが公表した正答肢によります(令和6年度2級 第一次検定(前期)No.26 正答=4)。肢の文言は問題PDFを画像にして目視で確認しました。
  • ※ 白管と黒管の違いは仕様書の本文には書かれていないため、公表された問題の選択肢の文言によっています。
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この記事を書いた人

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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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管工事施工管理技士の用語・条文・数値を、公表された過去問と一次資料にあたって整理しています。

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