地質調査技士 独学ノート

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地下水の分類は過去問でどう問われる?自由・被圧・宙水・裂か水の引っかけ

ちしつモグラ

ちしつモグラ

自由地下水と被圧地下水って何が違うの?宙水や裂か水ってどこの水?

この記事の要点

  • 分類は4つ=自由地下水(不圧)・被圧地下水・宙水・裂か水
  • 裂か水は岩盤の割れ目の地下水。礫層の伏流水ではない。
  • 宙水は難透水層(レンズ状)の上に局所的にたまる地下水。

地下水は、どこにどんな状態でたまっているかで分類します。自由地下水・被圧地下水・宙水・裂か水の違いが引っかけとして問われるので、過去問での出方を見ていきます。

過去問でどう問われるか?

地下水の分類は、平成28年度・令和元年度の現場調査部門で問われています。まず、4つの地下水を押さえます。

地下水の4種類の区分図。自由地下水・被圧地下水・宙水・裂か水
地下水は4種類。自由地下水(不圧=最初の難透水層より上・大気に開く)、被圧地下水(上下を難透水層に挟まれ加圧・自噴も)、宙水(レンズ状難透水層の上に局所的・本体とつながらない)、裂か水(岩盤の割れ目・節理・破砕帯の水)。
種類特徴
自由地下水(不圧地下水)最初の難透水層より上にあり、地下水面が大気圧と釣り合う。降雨に敏感
被圧地下水上下を難透水層に挟まれて加圧されている。掘り抜くと自噴することがある
宙水難透水層(レンズ状)の上に局所的にたまる。本体の地下水とつながらない
裂か水岩盤の割れ目・節理断層破砕帯などの空隙の地下水

この4区分をふまえると、引っかけは大きく3パターンです。

  • 裂か水を取り違える……裂か水を礫層の伏流水とする(裂か水は岩盤の割れ目・節理・破砕帯の水。礫層の伏流水は自由地下水の仲間)
  • 宙水の位置……難透水層(レンズ状)の上に局所的にたまり、本体とつながらない(渇水で消えることもある)
  • 自由と被圧を取り違える……自由は大気に開いて釣り合う、被圧は上下を挟まれて加圧(掘り抜くと自噴も)
年度・No.問われ方/引っかけ
h28 現場調査 No.13裂か水を礫層中の伏流水とした → 岩盤の割れ目の地下水 ←①裂か水
R01 現場調査 No.14宙水はレンズ状にたまった地下水(正しい肢) → 難透水層の上に局所的 ←②宙水

※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。上の行は該当する過去問解説にリンクしています。

つまり自由は大気に開く、被圧は挟まれ加圧、宙水はレンズ状の局所、裂か水は岩盤の割れ目が核心です。

理解度チェック

問題:裂か水は、礫層の中を流れる伏流水のことである。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

裂か水は岩盤の割れ目・節理・断層破砕帯などの地下水です。礫層の伏流水ではありません。

問題:宙水は、難透水層の上などにレンズ状にたまった局所的な地下水である。

〇か×か。

答えを見る

答え:

宙水は難透水層の上にたまり、本体の地下水とつながりません。渇水で消えることもあります。

問題:被圧地下水は、上下を難透水層に挟まれて加圧されており、掘り抜くと自噴することがある。

〇か×か。

答えを見る

答え:

被圧地下水は加圧されているため、掘り抜くと水位が上がり、圧力によっては地表に自噴します。

問われるのは、4種類の区別(とくに裂か水は岩盤の割れ目・宙水はレンズ状の局所)。ここを外さなければ、地下水の分類の問題は取りこぼしません。

出典・参考資料

  • 地質調査技士検定 過去問題(全国地質調査業協会連合会=全地連/現場調査部門 h28 No.13、R01 No.14)。正答は全地連公開の正答番号で照合。
  • 地下水の分類(自由地下水=不圧/被圧地下水=加圧層下/宙水=難透水層上のレンズ状/裂か水=岩盤の割れ目)。東京都環境局・水循環の解説資料で照合。

※ 論点と用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準・資料で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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