地質調査技士 独学ノート

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電気探査は過去問でどう問われる?分解能・適用・岩盤硬軟の引っかけ

ちしつモグラ

ちしつモグラ

電気探査って深く探るほど細かくわかるの?岩盤の硬さも比抵抗でわかるの?

この記事の要点

  • 電気探査は比抵抗の違いで地下水や地すべり面を面的に推定する。岩盤の硬軟判断には不適(それは弾性波探査)
  • 電極間隔を広げると深部まで探査できるが、分解能は下がる(深いほど細かくは見えない)。
  • 適するのは地下水調査・地すべり調査。

電気探査(比抵抗法)は、地面に電流を流して比抵抗(電気の通りにくさ)の違いを測り、地下を面的に推定する物理探査です。探査深度と分解能の関係、どんな調査に向くかが問われるので、過去問での出方を見ていきます。

過去問でどう問われるか?

電気探査は、平成30年度・令和元年度の現場調査部門で問われています。まず、比抵抗が水や粘土の有無を反映する(岩盤の硬さではない)点を押さえます。この土台をふまえると、引っかけは大きく3パターンです。

  • 深度と分解能を取り違える……深いほど分解能が向上とする(電極間隔を広げると深部まで探れるが、深いほど分解能は低下
  • 適用先を外す……比抵抗の違いから地下水や地すべり面(すべり面の粘土層)を捉えるので、地下水調査・地すべり調査に適する
  • 岩盤の硬軟を比抵抗で判断する……比抵抗で岩盤の硬軟を判断とする(硬軟・速度層は弾性波探査
年度・No.問われ方/引っかけ
h30 現場調査 No.48探査深度が深いほど分解能が向上とした → 深いほど分解能は低下 ←①深度と分解能
h30 現場調査 No.49電気探査は地すべり調査に適する(正しい肢) → 地下水・地すべりに適する ←②適用先
R01 現場調査 No.100比抵抗で岩盤の硬軟を判断とした → 硬軟は弾性波探査 ←③岩盤硬軟

※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。上の行は該当する過去問解説にリンクしています。

つまり深部ほど分解能は低下、適するのは地下水・地すべり、岩盤の硬軟は弾性波探査が核心です。

理解度チェック

問題:電気探査では、探査深度が深くなるほど分解能は向上する。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

逆です。

電極間隔を広げて深部を探るほど、分解能は低下します。

深いところほど細かくは見えません。

問題:電気探査は、地下水調査や地すべり調査に適している。

〇か×か。

答えを見る

答え:

比抵抗の違いから地下水や地すべり面を捉えられるため、これらの調査に適します。

問題:電気探査で得られる比抵抗値は、岩盤の硬軟を判断するのに適している。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

岩盤の硬軟は弾性波探査が適します。電気探査の比抵抗は水や粘土の有無を反映します。

問われるのは、探査深度と分解能・適する調査・岩盤硬軟の3点。ここを外さなければ、電気探査の問題は取りこぼしません。

出典・参考資料

  • 地質調査技士検定 過去問題(全国地質調査業協会連合会=全地連/現場調査部門 h30 No.48・No.49、R01 No.100)。正答は全地連公開の正答番号で照合。
  • 電気探査(比抵抗法)の原理・適用(比抵抗の高低・地下水/地すべり調査)は用語解説(電気探査)で地盤工学会「地盤調査の方法と解説」等の一次資料に照らして整理。

※ 論点と用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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