地質調査技士 独学ノート

地質調査技士 独学ノート
  1. HOME > 論点解説 > ボーリング柱状図(過去問の論点)

ボーリング柱状図は過去問でどう問われる?標題欄・岩盤記載・電子納品の引っかけ

ちしつモグラ

ちしつモグラ

柱状図の緯度経度って孔口の位置を書くの?ほかに何が記載事項なの?

この記事の要点

  • 標題欄の緯度経度は孔口(ボーリング地点)の位置で記入する。敷地の中心ではない。
  • 岩盤柱状図のコア採取率は1削孔長(サンプラー引揚げ)ごとに示す。記事は肉眼観察だけでなく地層名・岩種・細脈も記載する。
  • 電子納品はLOGサブフォルダに電子柱状図、PICにコア写真、TESTに試験結果を格納する(LOGを「電子簡略柱状図」とするのは誤り)。

ボーリング柱状図は、調査で得た地層・深度・試験結果を1枚にまとめた基本成果です。標題欄の記入・岩盤柱状図の記載・電子納品のフォルダ構成が問われるので、過去問での出方を見ていきます。

過去問でどう問われるか?

ボーリング柱状図は、平成30年度・令和4年度・令和7年度と現場調査・現技管の両部門で問われています。まず、電子納品はLOGに電子柱状図・PICにコア写真・TESTに試験結果、が基本対応です。引っかけは大きく4パターンです。

  • 標題欄の緯度経度を取り違える……緯度経度を敷地の中心とする(孔口(ボーリングを行った地点)の位置で記入)
  • 岩盤柱状図の記載を限定する……記事を「肉眼観察のみ」とする(地層名・岩種・細脈・岩脈なども記載)
  • コア採取率の数え方を取り違える……全長まとめの1値などとする(サンプラー引揚げごと=1削孔長ごとに示す)
  • 電子納品のフォルダを取り違える……LOGに「電子簡略柱状図」を格納とする(LOG=電子柱状図・PIC=コア写真・TEST=試験結果
年度・No.問われ方/引っかけ
R04 現場調査 No.96コア採取率を全長まとめの1値とするなどが誤り → 採取率は1削孔長(サンプラー引揚げ)ごと ←③採取率
h30 現場調査 No.98岩盤柱状図の記事を「肉眼観察のみ」とした → 地層名・岩種・細脈も ←②記載範囲
R07 現技管 No.47標題欄の緯度経度を敷地中心とした → 孔口位置 ←①標題欄
R07 現技管 No.50LOGに電子簡略柱状図を格納とした → LOGは電子柱状図 ←④電子納品

※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。上の行は該当する過去問解説にリンクしています。

つまり緯度経度は孔口位置、コア採取率は1削孔長ごと、記事は肉眼観察だけでない、LOGは電子柱状図が核心です。

理解度チェック

問題:ボーリング柱状図の標題欄の緯度経度は、調査を行う敷地の中心位置を記入する。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

緯度経度は孔口(ボーリングを行った地点)の位置で記入します。敷地の中心ではありません。

問題:岩盤ボーリング柱状図のコア採取率は、サンプラー引揚げごと(1削孔長ごと)の値で示す。

〇か×か。

答えを見る

答え:

採取率は1削孔長ごとに算出して示します。全長をまとめた1つの値で示すのではありません。

問題:岩盤柱状図の記事は、コアの肉眼観察の結果のみを記載すればよい。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

地質時代・地層名・岩種、細脈の種類、岩脈・捕獲岩なども記載します。肉眼観察のみに限定するのは誤りです。

問われるのは、標題欄・岩盤柱状図の記載・コア採取率・電子納品の4点。ここを外さなければ、柱状図の問題は取りこぼしません。

出典・参考資料

  • 地質調査技士検定 過去問題(全国地質調査業協会連合会=全地連/現場調査部門 R04 No.96、h30 No.98/現場技術・管理部門 R07 No.47・No.50)。正答は全地連公開の正答番号で照合。
  • 地質・土質調査成果電子納品要領(LOG=電子柱状図、PIC=コア写真、TEST=試験結果のフォルダ構成)。
  • ボーリング柱状図 標題欄記入要領(緯度経度は孔口位置で記入)。

※ 論点と用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の要領・正答で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

▼過去問解説▼

Topへ >>

  1. HOME > 論点解説 > ボーリング柱状図(過去問の論点)