プレッシャーメータは過去問でどう問われる?得られる物性値の引っかけ
ちしつモグラ
孔内水平載荷試験って何が得られるの?透水係数やN値も出るの?
この記事の要点
- 孔内水平載荷試験(プレッシャーメータ)は、現場調査部門で頻出。狙われるのは得られる物性値。
- 得られるのは変形係数・せん断剛性率・地盤反力係数・降伏圧力・極限圧力(変形に関する指標)。
- 透水係数・N値・粘着力・せん断抵抗角は得られない。これを混ぜるのが引っかけ。
孔内水平載荷試験(プレッシャーメータ)は、孔壁を水平に加圧して地盤の変形性を調べる試験です。過去問では「この試験で何が得られるか」が繰り返し問われ、得られない指標を混ぜるのが定番の引っかけです。
得られるもの・得られないもの
| 得られる(変形に関する指標) | 得られない |
|---|---|
| 変形係数・せん断剛性率 | 透水係数 |
| 地盤反力係数 | N値 |
| 降伏圧力・極限圧力 | 粘着力・せん断抵抗角 |
孔壁を加圧して変形を測る試験なので、得られるのは変形に関する指標です。水の通りやすさ(透水係数)や、打撃回数(N値)、強度の定数(粘着力・せん断抵抗角)は、別の試験で求めます。
過去問でどう問われたか(現場調査部門)
得られる指標のほか、プローブ(ゾンデ)の規定や試験深度も問われます。引っかけは得られない指標を「得られる」とするパターンです。
| 年度 | No. | 問われ方 | 引っかけ/正答 |
|---|---|---|---|
| h28 | No.91 | 得られる指標(不適当) | 「透水係数」は得られない=誤り(変形係数・降伏圧力・極限圧力は得られる)。正答① |
| R01 | No.38 | 得られる物性値(適切を選ぶ) | せん断剛性率が得られる(正)。N値・せん断抵抗角・粘着力は得られない。正答① |
| h28 | No.66 | 降伏圧力(図から選ぶ) | クリープ量が急に増え始める点。正答③ |
| h30 | No.35 | プローブの規定 | プローブ長などの規定値の取り違え。正答③ |
| h30 | No.36 | 試験深度の設定 | 地盤状況によらず一定間隔=誤り。正答④ |
得られるのは変形に関する指標、と覚えれば、透水係数やN値を混ぜた引っかけを見抜けます。
まちがえやすい:透水係数・N値は得られない
プレッシャーメータで得られるのは変形に関する指標(変形係数・せん断剛性率・降伏圧力など)です。
「透水係数が得られる」「N値が得られる」と書かれていたら誤りです。
透水係数は透水試験、N値は標準貫入試験で求めます。
理解度チェック
問題:(h28 No.91 類題)孔内水平載荷試験(プレッシャーメータ)からは、透水係数が得られる。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
得られるのは変形係数・降伏圧力・極限圧力など変形に関する指標です。透水係数は透水試験で求めます。
問題:孔内水平載荷試験では、地盤のせん断剛性率(変形に関する指標)が得られる。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
孔壁を加圧して変形を測る試験なので、変形に関する指標が得られます。N値や粘着力は得られません。
プレッシャーメータで得られるのは変形に関する指標。透水係数・N値・粘着力は得られない。
ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」(平成28・30年度・令和元年度ほか)および同 解答
- 孔内水平載荷試験(プレッシャーメータ)の指標:地盤工学会基準(JGS 1531 ほか)
※ 出題の論点を自分の言葉で書いています。最新の出題・基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月