ボーリングポンプは過去問でどう問われる?エアーチャンバーと吸込み高さの引っかけ
ちしつモグラ
ボーリングポンプのエアーチャンバーって何のためにあるの?吸込み高さは高いほうがいいの?
この記事の要点
- ボーリングポンプは、掘削の泥水を孔へ送る往復ポンプ。現場調査部門でほぼ毎年問われる。
- 引っかけは2つに集約=エアーチャンバーの役割と吸込み高さの大小。
- 正しいポイント=エアーチャンバーは脈動の平滑化、吸込み高さは小さいほどよい。
ボーリングポンプは、掘削に使う泥水を孔の中へ循環させる往復(ピストン)ポンプです。過去問では、各部の構造や取扱いの注意が問われ、引っかけのパターンはほぼ決まっています。
引っかけの核心はどこか
エアーチャンバー(空気室)の役割
往復ポンプは吐出圧が脈打つ(脈動)ため、それをやわらげるエアーチャンバーがついています。
役割は脈動の平滑化(やわらげること)です。
「吐出流体の圧力を増加させる」「吐出量を倍増させる」は誤りで、圧力や量を増やす装置ではありません。
吸込み高さ
吸込み高さ(ポンプと水面の高低差)は、小さいほどよいです。
高くすると吸込み側の圧力が下がってキャビテーションが起き、吸込み不良になります。
「吸込み高さが高いほど効率が良い」は逆で誤りです。
過去問でどう問われたか(現場調査部門)
同じ論点が形を変えて毎年のように出ています。引っかけは役割や大小を逆にするパターンです。
| 年度 | No. | 問われ方 | 引っかけ/正答 |
|---|---|---|---|
| R07 | No.17 | ポンプ各部の構造・機能(不適当) | エアーチャンバー「圧力を増加させる」は誤り(脈動の平滑化)。正答① |
| R07 | No.18 | ポンプ取扱いの注意(不適当) | 吸込み高さが高いほど効率が良い=誤り(小さくする)。正答④ |
| R01 | No.16 | ポンプの構造 | エアチャンバー「吐出量を倍増」は誤り(脈動緩和)。正答① |
| h29 | No.18 | ポンプ取扱いの注意 | 吸込み高さの大小(同じ引っかけ)。正答④ |
| h29 | No.16 | ピストンポンプの機構(組合せ) | クランク・ピストンロッド・シリンダの対応。正答② |
エアーチャンバーは脈動の平滑化、吸込み高さは小さく、この2点を押さえれば毎年の出題に対応できます。
まちがえやすい:エアーチャンバーは増圧装置ではない
エアーチャンバーは脈動をやわらげる装置です。
「圧力を増加させる」「吐出量を倍増させる」と書かれていたら誤りです。
圧力や量を増やすものではありません。
理解度チェック
問題:(R07 No.17 類題)ボーリングポンプのエアーチャンバーは、吐出流体の圧力を増加させるための装置である。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
エアーチャンバーは脈動を平滑化(やわらげる)装置で、圧力や吐出量を増やすものではありません。
問題:ボーリングポンプの吸込み高さは、高いほど効率が良くなる。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
吸込み高さは小さいほどよく、高くするとキャビテーションで吸込み不良になります。
エアーチャンバー=脈動の平滑化、吸込み高さは小さく。大小を逆にした引っかけに注意。
ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」(令和元・7年度ほか)および同 解答
- 往復ポンプ・エアーチャンバー(空気室)の機能:JIS M 0103「ボーリング用機械・器具用語」(ボーリングポンプ・空気室)
※ 出題の論点を自分の言葉で書いています。最新の出題・基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月