孔内水平載荷試験(プレッシャーメータ)とは?変形係数・地盤反力係数
ちしつモグラ
孔内水平載荷試験って何を測るの?プレッシャーメータと同じものなの?
この記事の要点
- 孔内水平載荷試験(プレッシャーメータ)は、ボーリング孔の孔壁を水平に加圧して地盤の変形性を調べる原位置試験。
- 得られる値は変形係数と水平地盤反力係数(ほかに降伏圧・極限圧)。
- 孔内に入れる加圧用の装置をゾンデという。
孔内水平載荷試験(プレッシャーメータ、LLT)とは、ボーリング孔の中にゾンデという装置を入れ、ガス圧や油圧で孔壁を水平方向に押し広げ、そのときの圧力と孔壁の変位の関係から地盤の変形性を求める原位置試験です。
何を求める試験か
圧力と孔壁の変位の関係から、地盤の変形係数と水平地盤反力係数を求めます。
あわせて降伏圧や極限圧なども得られます。
これらは、構造物の基礎や杭の水平方向の設計に使われます。
試験のしくみ
所定の深さの孔にゾンデを入れ、内部に加圧してゴム膜で孔壁を押し広げます。
一定の時間ごと(たとえば15秒・30秒・1分…)に圧力と変位(注入量)を読み、圧力-変位の関係をグラフに表します。
孔壁を水平に加圧する点が、鉛直に載荷する平板載荷試験との違いです。
平板載荷試験との違い(早見表)
| 試験 | 加圧の向き | 主に求めるもの |
|---|---|---|
| 孔内水平載荷試験(プレッシャーメータ) | 孔壁を水平に加圧 | 変形係数・水平地盤反力係数 |
| 平板載荷試験 | 地表で鉛直に載荷 | (鉛直の)地盤反力係数・支持力 |
加圧の向きが違うため、求まる地盤反力係数も水平方向と鉛直方向で別物です。
過去問での問われ方:試験方法の規定
孔内水平載荷試験は試験方法・試験深度の規定で出ます(h30現場調査No.35・No.36ほか)。
引っかけは規定値や深度設定の取り違えです。
試験深度は地盤の状況に応じて設定するもので、「地盤の状況によらず一定間隔とする」は誤りです(h30のNo.36)。
何が得られる試験かを問う引っかけ(透水係数・N値は得られない)はプレッシャーメータの論点整理にまとめています。
あわせて整理:孔内水平載荷試験 と 平板載荷試験
孔内水平載荷試験は孔壁を水平に加圧して変形係数・水平地盤反力係数を求めます。
平板載荷試験は地表で鉛直に載荷して(鉛直の)地盤反力係数・支持力を求めます。
加圧の向きが違います。
理解度チェック
問題:孔内水平載荷試験は、ボーリング孔の孔壁を水平に加圧して、変形係数や水平地盤反力係数を求める。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
ゾンデで孔壁を押し広げ、圧力と変位の関係から変形係数・水平地盤反力係数を求めます。
問題:孔内水平載荷試験で孔内に入れて孔壁を加圧する装置を、ゾンデという。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
ゾンデを孔内に入れ、ガス圧・油圧で孔壁を押し広げます。
孔内水平載荷試験は孔壁を水平に加圧し、変形係数・水平地盤反力係数を求める。試験深度は地盤状況に応じる。
ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 孔内水平載荷試験(プレッシャーメータ)の方法(地盤工学会基準 JGS 1531 プレッシャーメータ試験方法:孔壁加圧/変形係数・水平地盤反力係数)
- 全地連 地質調査技士検定試験(h30 現場調査部門 No.35・No.36 プレッシャーメータ試験方法 ほか)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
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※ この記事の確認日:2026年6月