地質調査技士 独学ノート

地質調査技士 独学ノート
  1. HOME > 用語解説 > 平板載荷試験

平板載荷試験とは?地盤反力係数・支持力と載荷板(30cm)

ちしつモグラ

ちしつモグラ

平板載荷試験って何を求める試験なの?孔内水平載荷試験と何が違うの?

この記事の要点

  • 平板載荷試験は、地表(所定深さ)で載荷板に鉛直の荷重をかけ、沈下を測る原位置試験。
  • 得られる値は地盤反力係数と極限支持力。基礎設計や盛土の品質管理に使う。
  • 標準の載荷板は直径30cm

平板載荷試験とは、地表または所定の深さに置いた剛な載荷板(直径30cm)に鉛直の荷重を段階的にかけ、各段階の沈下量を測る原位置試験です。荷重と沈下の関係(荷重-沈下曲線)から地盤の支持力や変形性を調べます。

平板載荷試験のイラスト。地面に置いた載荷板の上にジャッキと荷重計を重ね、載荷ばりの上のバックホウ(重機)を反力に鉛直の荷重をかけ、横のダイヤルゲージで沈下量を測る。
平板載荷試験のイメージ。地面に置いた載荷板(直径30cm)にジャッキで鉛直の荷重をかけ、反力を重機などでとりながら、ダイヤルゲージで沈下量を測る。荷重と沈下の関係から地盤反力係数・支持力を求める。※実物をもとにした説明用イラスト。

何を求める試験か

荷重-沈下曲線から、地盤反力係数と極限支持力を求めます。

地盤反力係数は、加えた圧力と沈下量の比です。

これらは構造物の基礎の設計や、盛土などの品質管理に使われます。

試験のしくみ

載荷板に油圧ジャッキなどで荷重を段階的に加え、各段階で沈下が落ち着くまで待って沈下量を読みます。

荷重を反力(実荷重や反力ばり)で支えながら載荷します。

地表で鉛直に載荷する点が、孔壁を水平に加圧する孔内水平載荷試験との違いです。

過去問での問われ方

平板載荷試験(JGS 1521)は調査技術の科目で出ます(H28現技管No.38ほか)。

引っかけは「どこまでの深さを反映するか」と「礫の最大径」です。

求められる支持特性は、載荷板の直径の1.5〜2.0倍程度の深さの地盤までしか反映しません(直径30cmなら約45〜60cm)。

深い軟弱層は平板載荷だけでは捉えられません。

試験地盤に混ぜてよい礫の最大径を「載荷板直径の1/2」とするのは大きすぎて誤りです(H28のNo.38)。

比べる点平板載荷試験孔内水平載荷試験
載荷の向き地表で鉛直孔壁を水平に加圧
場所地表・所定の深さボーリング孔の中
求める値地盤反力係数・支持力変形係数・水平地盤反力係数

※ 出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答で確認。

理解度チェック

問題:平板載荷試験は、載荷板に荷重をかけて沈下を測り、地盤反力係数や支持力を求める。

〇か×か。

答えを見る

答え:

荷重-沈下曲線から地盤反力係数・極限支持力を求めます。標準の載荷板は直径30cmです。

問題:地盤反力係数は、加えた圧力とそれによる沈下量の比で表される。

〇か×か。

答えを見る

答え:

圧力と沈下量の比が地盤反力係数です。荷重段階ごとの沈下から求めます。

平板載荷試験は載荷板で鉛直に荷重→沈下から地盤反力係数・支持力。反映するのは載荷板径の1.5〜2.0倍の深さまで

ここが出題の中心です。

出典・参考資料

  • 地盤の平板載荷試験方法(地盤工学会基準 JGS 1521)。載荷板直径・対象深さ・礫径などは基準で確認。
  • 全地連 地質調査技士検定試験(H28 現場技術・管理部門 No.38/土壌・地下水汚染部門 No.43 ほか)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。

※ 数値は標準値です。最新の基準で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

▼過去問解説▼

Topへ >>

  1. HOME > 用語解説 > 平板載荷試験