平板載荷試験とは?地盤反力係数・支持力と載荷板(30cm)
ちしつモグラ
平板載荷試験って何を求める試験なの?孔内水平載荷試験と何が違うの?
この記事の要点
- 平板載荷試験は、地表(所定深さ)で載荷板に鉛直の荷重をかけ、沈下を測る原位置試験。
- 得られる値は地盤反力係数と極限支持力。基礎設計や盛土の品質管理に使う。
- 標準の載荷板は直径30cm。
平板載荷試験とは、地表または所定の深さに置いた剛な載荷板(直径30cm)に鉛直の荷重を段階的にかけ、各段階の沈下量を測る原位置試験です。荷重と沈下の関係(荷重-沈下曲線)から地盤の支持力や変形性を調べます。
何を求める試験か
荷重-沈下曲線から、地盤反力係数と極限支持力を求めます。
地盤反力係数は、加えた圧力と沈下量の比です。
これらは構造物の基礎の設計や、盛土などの品質管理に使われます。
試験のしくみ
載荷板に油圧ジャッキなどで荷重を段階的に加え、各段階で沈下が落ち着くまで待って沈下量を読みます。
荷重を反力(実荷重や反力ばり)で支えながら載荷します。
地表で鉛直に載荷する点が、孔壁を水平に加圧する孔内水平載荷試験との違いです。
過去問での問われ方
平板載荷試験(JGS 1521)は調査技術の科目で出ます(H28現技管No.38ほか)。
引っかけは「どこまでの深さを反映するか」と「礫の最大径」です。
求められる支持特性は、載荷板の直径の1.5〜2.0倍程度の深さの地盤までしか反映しません(直径30cmなら約45〜60cm)。
深い軟弱層は平板載荷だけでは捉えられません。
試験地盤に混ぜてよい礫の最大径を「載荷板直径の1/2」とするのは大きすぎて誤りです(H28のNo.38)。
| 比べる点 | 平板載荷試験 | 孔内水平載荷試験 |
|---|---|---|
| 載荷の向き | 地表で鉛直 | 孔壁を水平に加圧 |
| 場所 | 地表・所定の深さ | ボーリング孔の中 |
| 求める値 | 地盤反力係数・支持力 | 変形係数・水平地盤反力係数 |
※ 出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答で確認。
理解度チェック
問題:平板載荷試験は、載荷板に荷重をかけて沈下を測り、地盤反力係数や支持力を求める。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
荷重-沈下曲線から地盤反力係数・極限支持力を求めます。標準の載荷板は直径30cmです。
問題:地盤反力係数は、加えた圧力とそれによる沈下量の比で表される。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
圧力と沈下量の比が地盤反力係数です。荷重段階ごとの沈下から求めます。
平板載荷試験は載荷板で鉛直に荷重→沈下から地盤反力係数・支持力。反映するのは載荷板径の1.5〜2.0倍の深さまで。
ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 地盤の平板載荷試験方法(地盤工学会基準 JGS 1521)。載荷板直径・対象深さ・礫径などは基準で確認。
- 全地連 地質調査技士検定試験(H28 現場技術・管理部門 No.38/土壌・地下水汚染部門 No.43 ほか)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
※ 数値は標準値です。最新の基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月