地質調査技士 独学ノート

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切土・盛土は過去問でどう問われる?盛土材評価と長大のり面の引っかけ

ちしつモグラ

ちしつモグラ

盛土材の評価ってどの試験を見るの?切土のり面は何に気をつけるの?

この記事の要点

  • 切土・盛土は調査技術・解析の科目で、ほぼ毎年出る。
  • 問われ方は「盛土材の品質評価に使う試験」「切土のり面の注意点」「点検の種類」に集約できる。
  • 最頻の引っかけ=盛土材の評価に圧密試験を混ぜること、長大のり面の切土を安全と思うこと。

地盤を削るのが切土、土を盛るのが盛土です。盛土材にどの試験を使うか、切土のり面や点検で何に注意するかが問われるので、過去問での出方を見ていきます。

過去問でどう問われるか?

切土・盛土は、平成28年度・令和元年度と現技管でくり返し問われています。まず、盛土材の品質評価に使う試験を押さえます。

盛土材として使えるかは、締固め試験・コーン指数試験・粒度試験で評価します。圧密試験(段階載荷)は地盤の沈下を調べる試験で、路床の適性や舗装構成とともに、盛土材の品質評価そのものには使いません。

盛土材の品質評価に使う試験を仕分けた図。締固め試験、コーン指数試験、粒度試験は盛土材の評価に使う。段階載荷の圧密試験や路床・舗装構成は盛土材の品質評価には使わない。
盛土材の品質評価に使う試験(模式図)。締固め試験・コーン指数試験・粒度試験で評価する。圧密試験や路床・舗装の項目は盛土材の品質評価そのものには使わない。

切土のり面と点検の注意点もあわせて問われます。ここまでをふまえると、引っかけは大きく3パターンです。

  • 盛土材の評価に別の試験・項目を混ぜる……段階載荷の圧密試験や、路床の適性・舗装構成を含める(評価は締固め・コーン指数・粒度)
  • 長大のり面の切土を安全と思う……長大のり面ほど地質が変化しやすく、施工中の変状などが起きやすい(地すべり地・湧水にも注意)
  • 点検の種類を取り違える……強い降雨の後や梅雨期の前は臨時(防災)点検。これを定期点検の原則とする
年度・No.問われ方/引っかけ
H28 現技管 No.59(No.87も同型)盛土材の品質評価に段階載荷の圧密試験や路床・舗装を含めた → 評価は締固め・コーン指数・粒度試験 ←①盛土材の評価
R01 現技管 No.84長大のり面は問題が起きにくいとした → 地質が変化しやすく起きやすい ←②長大のり面
R01 現技管 No.83定期点検を強い降雨後・梅雨前に行うとした → それは臨時(防災)点検 ←③点検の種類

※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。上の行は該当する過去問解説にリンクしています。

つまり盛土材は締固め・コーン指数・粒度で評価、長大のり面ほど問題が起きやすい、強雨後・梅雨前は臨時点検が核心です。

理解度チェック

問題:盛土材の品質評価には、締固め試験やコーン指数試験を用いる。

〇か×か。

答えを見る

答え:

盛土材の評価は締固め試験・コーン指数試験・粒度試験で行います。段階載荷の圧密試験は地盤の沈下を調べる試験です(H28現技管No.59)。

問題:長大のり面となる切土は、地質が均質で堅硬なことが多く、施工中の問題は発生しにくい。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

長大のり面ほど地質が変化しやすく、変状などの問題が起きやすくなります(R01現技管No.84の引っかけ)。

問われるのは、盛土材の評価に使う試験・長大のり面の注意・点検の種類の3点。ここを外さなければ、切土・盛土の問題は取りこぼしません。

出典・参考資料

  • 国土交通省「発生土利用基準」/盛土材料・コーン指数試験の技術資料。盛土材の品質評価・試験は一次資料で確認。
  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)地質調査技士検定試験(H28・R01 ほか 切土・盛土関連問題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。

※ 各設問の「問われ方」と引っかけを自分の言葉でまとめています。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

▼過去問解説▼

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