ボーリング柱状図とは?深度順にまとめた地質の記録〔標題欄〕
ちしつモグラ
ボーリング柱状図って何が書いてあるの?標題欄の緯度経度って、敷地の真ん中でいいの?
この記事の要点
- ボーリング柱状図は、調査・試験・検層で分かった地質を深度順にまとめて図示した記録。
- 岩盤用と土質用がある。上部の標題欄に基本情報を書く。
- 標題欄の緯度・経度は、敷地の中心でなくボーリング孔口の位置を記入する。
ボーリング柱状図とは、ボーリング調査や各種の試験・検層で分かったことを、深度(深さ)の順にまとめて図示した記録です。
どの深さにどんな地層・岩があり、N値や試験結果がどうだったかを、1枚で読み取れるようにしたものです。
作成のしかたは、全地連の「ボーリング柱状図作成及びボーリングコア取扱い・保管要領(案)・同解説」(平成27年6月)にまとめられています。
2つの様式:岩盤用と土質用
ボーリング柱状図には、岩盤用と土質用の2種類があります。対象とする地質に合わせて使い分け、岩盤用では岩種や割れ目の状態など、土質用では土質やN値などを記載します。
標題欄に書くこと
柱状図の上部には標題欄があり、基本情報を書きます。
孔番(ボーリング名)、調査位置、発注機関、調査業者、孔口標高、使用機械などです。
緯度・経度は、敷地の中心位置ではなく、ボーリングの孔口位置を記入します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 柱状図とは | 調査・試験・検層の結果を深度順に図示した記録 |
| 様式 | 岩盤用・土質用の2種類 |
| 標題欄 | 孔番・調査位置・発注機関・孔口標高・使用機械など |
| 緯度・経度 | 孔口位置(敷地の中心ではない) |
過去問での問われ方:標題欄・岩盤記載・電子納品
ボーリング柱状図は、標題欄の記入・岩盤の記載・電子納品の3つで問われます。
「標題欄の緯度・経度は敷地の中心位置を記入する」は誤りで、正しくは孔口位置です。
岩盤柱状図の記事は肉眼観察だけでなく地質時代・地層名・岩種なども記載します。
コア採取率は1削孔長ごとの値で示します。
電子納品では「LOG」フォルダに電子柱状図を格納します(「電子簡略柱状図」とするのは誤り)。
年度をまたいだ問われ方はボーリング柱状図の論点整理を参照してください。
まちがえやすい:緯度・経度は孔口位置
標題欄の緯度・経度は、ボーリング孔口の位置を書きます。「敷地の中心位置」と取り違える引っかけが出ます。
理解度チェック
問題:ボーリング柱状図の標題欄の緯度・経度は、敷地の中心位置を記入する。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
緯度・経度は、ボーリングの孔口位置を記入します。敷地の中心ではありません。
問題:ボーリング柱状図には、岩盤用と土質用がある。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
対象とする地質に合わせて、岩盤用と土質用を使い分けます。
ボーリング柱状図は地質を深度順に図示。標題欄の緯度・経度は孔口位置。
ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 全地連「ボーリング柱状図作成及びボーリングコア取扱い・保管要領(案)・同解説」(平成27年6月)。ボーリング調査・試験・検層の結果を深度順に図示する成果。
- 全地連 地質調査技士検定試験(柱状図の標題欄・岩盤柱状図の記事・電子納品に関する出題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
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※ この記事の確認日:2026年7月