RQDは過去問でどう問われる?定義・1m基準長・割れ目の扱いの引っかけ
ちしつモグラ
RQDってコアの何を測る指標なの?掘ってできた割れ目も数えるの?
この記事の要点
- RQDは10cm以上の棒状コア長の合計 ÷ 掘進長 × 100(%)。岩盤の割れ目の少なさ(良否)の指標。
- 掘進やコア整理でできた人工的な割れ目は除く(自然の割れ目だけで評価)。
- RQD90〜100%は「非常に良い」。「普通」とするのは誤り。
RQD(Rock Quality Designation)は、ボーリングコアから岩盤の良否を表す指標です。計算のしかたと割れ目の扱いが問われるので、過去問での出方を見ていきます。
過去問でどう問われるか?
RQDは、平成28年度・令和3年度の現場調査部門で問われています。まず、計算のしかたと評価区分を押さえます。
RQDは、長さ10cm以上の棒状コアの合計を、その区間の掘進長で割って百分率にした値です(1m区間を基準長)。たとえば1mの掘進で10cm以上のコアが合計80cmならRQDは80%です。
| RQD(%) | 岩盤の良否 |
|---|---|
| 0〜25 | 非常に悪い |
| 25〜50 | 悪い |
| 50〜75 | 普通 |
| 75〜90 | 良い |
| 90〜100 | 非常に良い |
この計算と区分をふまえると、引っかけは大きく3パターンです。
- ① 人工的な割れ目を数える……掘進やコア整理でできた割れ目も含めて算出するとする(数えるのは自然の割れ目だけ。人工的な割れ目を含めるとRQDが小さく出る)
- ② 評価区分を取り違える……RQD90〜100%を「普通」とする(「非常に良い」。普通は50〜75%)
- ③ 基準長を取り違える……最大コア長やRQDは1m区間を基準長として計測する
| 年度・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| h28 現場調査 No.93 | RQD90〜100%を「普通」とした → 「非常に良い」 ←②評価区分 |
| R03 現場調査 No.84 | 掘進・整理で生じた割れ目も含めて算出とした → 人工的な割れ目は除く ←①割れ目の扱い |
| h28 現場調査 No.75 | 最大コア長・RQDは1m区間を基準長(正しい)→ 1m基準長 ←③基準長 |
※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。
つまりRQD=10cm以上の棒状コア÷掘進長×100(1m基準)、人工的な割れ目は除く、90〜100%は「非常に良い」が核心です。
理解度チェック
問題:RQDは、長さ10cm以上の棒状コアの合計を掘進長で割った百分率である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
10cm以上の棒状コアの合計÷掘進長×100です。1m区間を基準長とします。
問題:RQDは、掘進やコア整理のときに生じた割れ目も含めて算出する。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
人工的な割れ目は除きます。自然の割れ目だけで10cm以上のコアを拾います。
問題:RQDが90〜100%の岩盤は、良好度が「普通」と評価される。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
90〜100%は「非常に良い」です。「普通」は50〜75%です。
問われるのは、計算のしかた・割れ目の扱い・評価区分の3点。ここを外さなければ、RQDの問題は取りこぼしません。
出典・参考資料
- 地質調査技士検定 過去問題(全国地質調査業協会連合会=全地連/現場調査部門 h28 No.75・No.93、R03 No.84)。正答は全地連公開の正答番号で照合。
- RQD(Rock Quality Designation)の定義(10cm以上の棒状コア長の合計÷掘進長×100、1m基準長、人工的な割れ目は除外)。土木・地質の技術資料で照合。
※ 論点と用語の意味を自分の言葉で書いています。評価区分などは最新の基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月