ロッドとコアバレルは過去問でどう問われる?適用・孔曲がり・段取りの引っかけ
ちしつモグラ
コアバレルのシングルとダブルって何が違うの?孔曲がりを防ぐには短いほうがいいの?
この記事の要点
- シングルコアバレルは硬岩向き。軟岩・割れた岩・砂礫はダブル(内管でコアが水に触れず採取率が上がる)。シングルで砂礫まで採れるは誤り。
- 孔曲がりを抑えるのは長いコアバレル・湾曲のないロッド・スタビライザ。短いコアバレルは誤り。
- ロッドやケーシングは予定深度ちょうどではなく余裕を持って準備する。
ロッドは回転と荷重を孔底へ伝える鋼管、コアバレルは岩のコアを採る筒です。コアバレルの適用・孔曲がり対策・段取りが問われるので、過去問での出方を見ていきます。用語そのものはコアバレルとは・ボーリングロッドとはで押さえられます。
過去問でどう問われるか?
ロッドとコアバレルは、令和元年度・令和7年度と現場調査・現技管の両部門で問われています。まず、シングルとダブルの使い分けを押さえます。
シングルは硬岩向き、ダブルは軟岩・割れた岩・砂礫向き(内管でコアが水に触れず採取率が上がる)です。これをふまえると、引っかけは大きく4パターンです。
- ① コアバレルの適用を過大評価する……シングル+無水掘りで硬質礫の砂礫も採れるとする(砂礫はダブルが向く)
- ② 孔曲がり対策を逆にする……短いコアバレルで孔曲がりを防ぐとする(長いコアバレル・湾曲のないロッド・スタビライザが抑える)
- ③ 段取りを「ちょうど」にする……ロッドやケーシングを予定掘削深度ちょうどで準備する(余裕を持って準備)
- ④ コア収納の向きを取り違える……二重管サンプラーのコアを水平方位で収納とする(深度の上下が分かるように収納)
| 年度・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| R01 現場調査 No.27 | シングル無水掘りで硬質砂礫も採取とした → 砂礫はダブル ←①適用の過大評価 |
| R01 現場調査 No.83 | 短いコアバレルで孔曲がり防止とした → 長いコアバレルが抑える ←②孔曲がり |
| R01 現場調査 No.26 | 二重管サンプラーのコアを水平方位で収納とした → 深度の上下で収納 ←④コア収納 |
| R07 現技管 No.31 | 予定深度ちょうどのロッド・ケーシングを準備とした → 余裕を持つ ←③段取り |
※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。上の行は該当する過去問解説にリンクしています。
つまりシングルは硬岩・ダブルは軟岩割れ岩砂礫、孔曲がりは長いコアバレル、ロッドは余裕を持って準備が核心です。
理解度チェック
問題:シングルコアバレルとメタルビットの無水掘りなら、硬質岩盤や硬質礫の混じった砂礫でもコアを採取できる。
〇か×か。
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答え:×
シングルは硬岩向きで、軟岩・割れた岩・砂礫はダブルが向きます。砂礫の無水掘りまでシングルで採れるとするのは誤りです。
問題:孔曲がりを防ぐには、できるだけ短いコアバレルを使うのがよい。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
逆です。
長いコアバレル・湾曲のないロッド・スタビライザなどが孔曲がりを抑えます。
短いコアバレルは曲がりやすくなります。
問題:ロッドやケーシングは、予定掘削深度ちょうどの長さを準備すればよい。
〇か×か。
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答え:×
余裕を持って準備します。ちょうどの長さでは、予定より深い掘削や継ぎ足しに対応できません。
問われるのは、コアバレルの適用・孔曲がり対策・段取り・コア収納の4点。ここを外さなければ、ロッドとコアバレルの問題は取りこぼしません。
出典・参考資料
- 地質調査技士検定 過去問題(全国地質調査業協会連合会=全地連/現場調査部門 R01 No.26・No.27・No.83/現場技術・管理部門 R07 No.31)。正答は全地連公開の正答番号で照合。
- シングル・ダブルコアバレルの構造と適用は用語解説(コアバレル)でJIS M 0103「ボーリング用機械・器具用語」・地盤工学会「地盤調査の方法と解説」に照らして整理。
※ 論点と用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準・正答で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月