地質調査技士 独学ノート

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ボーリングロッドとは?役割とアプセット・パラレルウォールロッドの違い

ちしつモグラ

ちしつモグラ

ボーリングロッドって、ただ回す力を伝えるパイプなの?アプセットとパラレルって何が違うの?

この記事の要点

  • ボーリングロッドは、機械の回転と給圧(押し込む力)をビットに伝える鋼管。継ぎ足して掘り進む。
  • 中を泥水が通り、ビットの冷却・掘りくずの運搬にもつながる。
  • 種類はアプセットウォール(長尺・深尺向き)とパラレルウォール(浅尺向き)

ボーリングロッドとは、ボーリングマシンとビットをつなぐ鋼管です。

回転と給圧(押し込む力)をビットに伝え、掘り進むにつれて継ぎ足していきます。

中空で、内部を流れる泥水がビットを冷やし掘りくずを運びます。

ロッドの役割

役割は主に、機械の回転と給圧をビットに伝えることです。

あわせて、内部を通る泥水によりビットを冷却し、掘りくずを地上へ運ぶ通り道にもなります。

深く掘るほどロッドを継ぎ足すため、継手(ねじ)の管理も重要です。

ボーリングロッドの区分図。アプセットとパラレル
ボーリングロッドは2種類。アプセットウォールはねじ部以外の肉厚を薄くして軽量化し長尺・深尺向き、パラレルウォールは肉厚が均一で浅尺向き。用途を逆にした記述が引っかけ。

ロッドの種類(アプセットとパラレル)

種類特徴主な用途
アプセットウォールロッドねじ部以外の肉厚を薄くして軽量化長尺・深尺ボーリング
パラレルウォールロッド肉厚が均一浅尺ボーリング

軽量化したアプセットが深尺向き、肉厚均一のパラレルが浅尺向きです。用途を逆にした記述が引っかけになります。

過去問での問われ方:掘進時の荷重

ロッドは掘進時の荷重の科目で出ます(R07現場調査No.25ほか)。

引っかけは「ロッドの自重の扱い」です。

ロッドの自重は無視できません

「ビット荷重の大部分は給圧で、ロッドの自重は無視できる」とするのは誤りで、深く掘るほどロッド自重も荷重に加わります(R07のNo.25)。

あわせて、過剰な荷重をかけるとロッドの摩耗・孔壁損傷や、ロッドが湾曲して孔曲がりが生じます。

年度をまたいだ問われ方はロッドとコアバレルの論点整理を参照してください。

あわせて整理:ロッド と ケーシング

ロッドは回転・給圧を伝えて掘る管、ケーシングは孔壁が崩れないように入れる管です。役割がまったく違うので混同しないようにします。

理解度チェック

問題:アプセットウォールロッドは、ねじ部以外の肉厚を薄くして軽くしたもので、長尺・深尺ボーリングに用いる。

〇か×か。

答えを見る

答え:

軽量化されているため深く掘る長尺・深尺に向きます。肉厚均一のパラレルは浅尺向きです。

問題:ボーリングロッドの役割は、機械の回転と給圧をビットに伝えることである。

〇か×か。

答えを見る

答え:

あわせて、内部の泥水でビットを冷やし、掘りくずを運ぶ通り道にもなります。

ロッドは回転と給圧をビットに伝える管。アプセット=深尺、パラレル=浅尺。自重は無視できず、過剰荷重で孔曲がり

ここが出題の中心です。

出典・参考資料

  • ボーリングロッドの役割・種類(JIS M 0103「ボーリング用機械・器具用語」および地盤工学会「地盤調査の方法と解説」:回転給圧の伝達/アプセット・パラレルの区別)
  • 全地連 地質調査技士検定試験(R07 現場調査部門 No.25 掘進時の荷重 ほか)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。

※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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