地質調査技士 独学ノート

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令和元年度 地質調査技士 現場調査部門 No.100を解説、各種調査法の特徴

令和元年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.100は、各種調査法の特徴に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

地質の調査には、地質踏査・電気探査・地震探査(屈折法・反射法)などがあり、それぞれ得意なことが違います。仕組みより、どの調査法で何が分かるかが分かれ目になります。

引っかけの核心は1点、電気探査で岩盤の硬軟が分かるかです。電気探査の比抵抗は水や粘土の有無を反映し、岩盤の硬軟は弾性波探査が適します。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢記述の要旨正誤
1地質踏査は調査計画の策定に用いる○(正しい)
2電気探査の比抵抗値は岩盤の硬軟判断に適している×(誤り)
正答。岩盤の硬軟は弾性波探査
3屈折法地震探査はトンネルの岩盤分類に用いる○(正しい)
4反射法地震探査は堆積岩層の構造の連続性把握に用いる○(正しい)

選択肢2が、電気探査の比抵抗値を岩盤の硬軟判断に適しているとした点で誤りです。岩盤の硬軟は弾性波探査が適します。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

電気探査は、地盤の比抵抗(電気の通りにくさ)を測ります。

比抵抗は、水や粘土の有無、地下水の状態などを反映します。

地下水調査や地すべり調査に向いています。

一方、岩盤の硬軟(締まり具合)は、弾性波が伝わる速さで分かります。

硬い岩ほど弾性波速度が大きくなるため、岩盤の硬軟や速度層の判定には弾性波探査(屈折法など)が適します。

選択肢2は、岩盤の硬軟を電気探査の比抵抗で判断できるとしており、調査法の得意分野を取り違えています。

選択肢2が最も不適当な記述です。岩盤の硬軟は弾性波探査と押さえます。

覚え方

  • 岩盤の硬軟は弾性波探査(電気探査の比抵抗ではない)
  • 電気探査の比抵抗は水・粘土の有無を反映(地下水・地すべり調査向き)
  • 屈折法地震探査はトンネルの岩盤分類、反射法は構造の連続性把握
  • 地質踏査は調査計画の策定に役立つ

理解度チェック

問題:電気探査で得られる比抵抗値は、岩盤の硬軟を判断するのに適している。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

岩盤の硬軟は弾性波探査が適します。電気探査の比抵抗は水や粘土の有無を反映します。

問題:屈折法地震探査は、トンネルの岩盤分類に用いられる。

〇か×か。

答えを見る

答え:

屈折法地震探査は弾性波速度から岩盤を分類でき、トンネルの岩盤分類などに用いられます。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和元年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
  • 物理探査の使い分け(電気探査=比抵抗で水・粘土/弾性波探査=速度で岩盤の硬軟)の一般知識

※ 特徴は標準的な内容で、最新の基準・テキストで確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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