電気探査(比抵抗法)とは?比抵抗でわかること〔水・粘土と岩〕
ちしつモグラ
電気探査の比抵抗法って何を測るの?比抵抗が高い・低いって何の違い?
この記事の要点
- 電気探査(比抵抗法)は、地盤の比抵抗(電気の流れにくさ)を測って地下を推定する物理探査。
- 比抵抗の目安=水・粘土は低い(電気を通しやすい)、岩は高い(通しにくい)。
- 地下水・地すべり面・トンネルやダムの地山状況の推定に使う。
電気探査(比抵抗法)とは、地盤に電流を流し、比抵抗(電気の流れにくさ)を測って地下の状況を推定する物理探査です。地表に置いた電流電極から電流を流し、電位電極で電位差を測って見掛比抵抗を求め、その分布から地下を解析します。
比抵抗でわかること
比抵抗の大小は、地盤の中身と関係します。
水や粘土は比抵抗が低く(電気を通しやすい)、花崗岩や砂岩などの岩は比抵抗が高くなります。
この違いから、地下水の有無や地層の境目を推定します。
| 比抵抗 | 主な地盤 |
|---|---|
| 低い(通しやすい) | 水・粘土・地下水を含む層 |
| 高い(通しにくい) | 花崗岩・砂岩などの岩・乾いた礫 |
何に使うか
電気探査は、地下水の有無、地すべり面の形状、トンネルやダムの地山状況の事前推定などに使われます。掘らずに面的に調べられるので、ボーリングの位置決めにも役立ちます。
過去問での問われ方:比抵抗を左右する要因
電気探査は比抵抗を左右する要因や適用で出ます(h28現場調査No.48ほか)。
引っかけは比抵抗が何で決まるかの限定です。
「地層の比抵抗は構成鉱物の種類・構造により変化せず、飽和状態のみが影響する」とするのは誤りで、比抵抗は飽和状態だけでなく構成鉱物の種類や構造によっても変化します(h28のNo.48)。
送受信電極間隔を広げると深部の情報が得られる、空洞は高比抵抗異常として捉えられる、は正しい記述です。
年度をまたいだ問われ方は電気探査の論点整理を参照してください。
まちがえやすい:比抵抗の高い・低い
比抵抗が低い=電気を通しやすい=水・粘土。
比抵抗が高い=通しにくい=岩。
「水は比抵抗が高い」と取り違えると逆になります。
理解度チェック
問題:電気探査では、水や粘土は比抵抗が低く、花崗岩や砂岩などの岩は比抵抗が高い。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
水・粘土は電気を通しやすく比抵抗が低い、岩は通しにくく比抵抗が高くなります。
問題:電気探査(比抵抗法)は、地下水の有無や地すべり面の推定に利用される。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
比抵抗の分布から、地下水・地すべり面・地山状況などを推定できます。
電気探査は比抵抗を測る。水・粘土は低い、岩は高い。比抵抗は鉱物・構造でも変わる。
ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 電気探査(比抵抗法)の原理・適用(探査会社・地質調査の技術資料:比抵抗の測定/水・粘土は低比抵抗、岩は高比抵抗)
- 全地連 地質調査技士検定試験(h28 現場調査部門 No.48 比抵抗法電気探査 ほか)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の基準で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月