節理とは?ずれを伴わない岩石の割れ目〔断層との違い〕
ちしつモグラ
節理って何?断層とどう違うの?岩盤の割れ目のことでいいの?
この記事の要点
- 節理は、岩石にできた割れ目のうち、両側にずれ(変位)を伴わないもの。
- 断層はずれを伴う、節理はずれを伴わない。ここが違い。
- 柱状節理・板状節理などがあり、火成岩の冷却や地殻変動などでできる。
節理とは、岩石にできた割れ目や破断面のうち、その面に沿ったずれ(変位)を伴わないものをいいます。岩盤にはよく割れ目が入っていますが、割れ目を境に岩がずれていなければ節理、ずれていれば断層です。
断層との違い:ずれがあるかどうか
節理と断層は、どちらも岩石の割れ目ですが、割れ目の両側にずれがあるかどうかで区別します。ずれを伴わないのが節理、ずれを伴うのが断層です。
| 割れ目 | ずれ(変位) |
|---|---|
| 節理 | 伴わない(またはほとんどない) |
| 断層 | 伴う(割れ目を境に岩がずれる) |
種類とでき方
節理には、断面が六角形などで柱のようになる柱状節理(玄武岩によく見られる)や、薄くはがれる板状節理などがあります。火成岩ではマグマが冷えて縮むときに、そのほかでは地殻変動や、上の岩が削られて圧力がゆるむこと(圧力解放)などでできます。
過去問での問われ方:岩盤の割れ目・トップリング
節理は、岩盤の割れ目や斜面の変状と結びついて問われます。
層理・片理・節理などの面構造が発達した岩盤は、掘削や斜面の安定で注意が要ります。
斜面が前へ傾くように動くトップリングでは、層理面や節理面が開口している場合が多い、といった形で問われます。
岩盤コアの割れ目の観察はボーリングコア観察の論点整理、ずれを伴う断層は断層の論点整理を参照してください。
まちがえやすい:節理と断層
どちらも岩石の割れ目です。
違いはずれ(変位)。
ずれを伴わないのが節理、ずれを伴うのが断層です。
理解度チェック
問題:節理は、割れ目の両側にずれ(変位)を伴わない岩石の割れ目である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
ずれを伴わないのが節理です。ずれを伴うのは断層です。
問題:節理と断層は、割れ目の両側にずれがあるかどうかで区別する。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
ずれを伴わないのが節理、ずれを伴うのが断層です。
節理はずれを伴わない岩石の割れ目。ずれを伴う断層と区別する。
ここが出題の中心です。
出典・参考資料
- 節理の定義(岩石の割れ目や破断面で、それに沿うずれ〔変位〕がないか、ほとんど認められないもの。面に平行なずれのあるものを断層という)。地質学の一般知識・辞典。
- 全地連 地質調査技士検定試験(節理面・層理面が発達した岩盤、トップリングなどに関する出題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
※ 用語の意味を自分の言葉で書いています。最新の資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月