岩石の分類は過去問でどう問われる?変成岩と風化の引っかけ
ちしつモグラ
火成岩・堆積岩・変成岩ってでき方で分けるの?変成岩と風化ってどう違うの?
この記事の要点
- 岩石は成因で火成岩・堆積岩・変成岩の3つに分かれる。地質の科目でほぼ毎年出る。
- 問われ方は「3区分の成因」「岩石の所属」「変成岩の特徴」に集約できる。
- 最頻の引っかけ=変成岩を「風化でできた岩石」とすること。変成岩は熱・圧力による変化で、風化ではない。
岩石は、でき方(成因)によって火成岩・堆積岩・変成岩の3つに分けられます。名前の所属や「風化」との違いでひっかけが作られるので、過去問での出方を見ていきます。
過去問でどう問われるか?
岩石の分類は、平成28・30年度と、部門をまたいでくり返し問われています。まず、3区分の成因を押さえます。
火成岩はマグマが固まったもの、堆積岩は堆積物が固まったもの、変成岩は既存の岩石が地下の熱・圧力で固体のまま変化したものです。変成は地表の風化とは別で、片麻岩・結晶片岩・蛇紋岩も変成岩です。
この3区分をふまえると、引っかけは大きく3パターンです。
- ① 変成を風化と取り違える……変成岩は地下の熱・圧力で固体のまま変化。地表の風化ではない(風化が進むと粘土鉱物ができる、は別の話)
- ② 岩石の所属を入れ替える……蛇紋岩は変成岩。火山岩は玄武岩・安山岩・流紋岩
- ③ 変成岩の特徴を逆にする……ホルンフェルスは硬質・緻密(マグマの熱による接触変成。軟質ではない)
| 年度・No. | 問われ方/引っかけ |
|---|---|
| H28 現場調査 No.8 | 蛇紋岩を火山岩に入れた → 蛇紋岩は変成岩。火山岩は玄武岩・安山岩・流紋岩 ←②所属 |
| H30 現技管・土壌 | 「変成岩は風化でできた岩石」とした → 変成は地下の熱・圧力。地表の風化ではない ←①変成と風化 |
| H28 現技管 No.47 | 「変成岩について」の設問で、ホルンフェルスを「軟質で斑晶の顕著な岩石」とした → 接触変成で硬質・緻密 ←③変成岩の特徴 |
※ 問題番号と正解は、全地連が公開している過去問・正答で確認しています。上の行は該当する過去問解説にリンクしています。
つまり変成岩は熱・圧力による変化で風化ではない、蛇紋岩は変成岩、ホルンフェルスは硬質が核心です。
理解度チェック
問題:変成岩は、既存の岩石が地表で風化作用を受けてできた岩石である。
〇か×か。
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答え:×
変成岩は、地下の熱や圧力で固体のまま鉱物・組織が変化してできます。風化とは別物です(H30の引っかけ)。
問題:蛇紋岩は、代表的な火山岩のひとつである。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
蛇紋岩は変成岩です。火山岩は玄武岩・安山岩・流紋岩などです(H28現場調査No.8)。
問われるのは、成因(風化との違い)・所属・変成岩の特徴の3点。ここを押さえれば、岩石の分類の問題は落としません。
出典・参考資料
- 産総研 地質調査総合センター「岩石の分類」/土木学会 岩盤の工学的分類ほか。岩石の成因・変成作用は一次資料で確認。
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)地質調査技士検定試験(H28・H30 ほか 岩石・変成岩関連問題)。出題番号・正答は全地連公開の過去問・正答番号で照合。
※ 各設問の「問われ方」と引っかけを自分の言葉でまとめています。
※ この記事の確認日:2026年6月