平成28年度 地質調査技士 現場調査部門 No.8を解説、火山岩の名称
平成28年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 No.8は、代表的な火山岩の名称に関する問題です。この問題では、4つの岩石名のうち最も不適当なものを1つ選びます。
この問題のポイント
岩石は、できかたで火成岩・堆積岩・変成岩に分かれます。
火山岩は火成岩の一種で、マグマが地表近くで急に冷え固まった岩石です。
玄武岩・安山岩・流紋岩が代表です。
引っかけの核心は1点、蛇紋岩は変成岩という点です。蛇紋岩を火山岩に混ぜるのは、岩石の所属の取り違えです。
※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
各選択肢の正誤
| 選択肢 | 岩石 | 正誤 |
|---|---|---|
| 1 | 玄武岩 | ○(火山岩) |
| 2 | 蛇紋岩 | ×(誤り) 正答。蛇紋岩は変成岩 |
| 3 | 流紋岩 | ○(火山岩) |
| 4 | 安山岩 | ○(火山岩) |
選択肢1・3・4は、マグマが急に冷え固まった火山岩です。選択肢2の蛇紋岩だけが、火山岩ではありません。
選択肢2のポイント(ここが誤り)
火山岩は、マグマが地表近くで急に冷え固まった岩石で、玄武岩・安山岩・流紋岩が代表です。粒が細かいのが特徴です。
蛇紋岩は、かんらん岩などがもとになり、地下の熱や圧力で変わってできた変成岩です。
火成岩の火山岩ではありません。
選択肢2は、変成岩の蛇紋岩を火山岩に混ぜており、これが誤りです。
岩石は、名前でなく「できかた(成因)」でどの仲間かが決まります。
選択肢2は、火山岩の名称として最も不適当です。蛇紋岩は変成岩と押さえます。
覚え方
- 火山岩=玄武岩・安山岩・流紋岩(マグマが急冷)。蛇紋岩・片麻岩・結晶片岩は変成岩
- 蛇紋岩を火山岩に混ぜたら引っかけ
- 岩石は成因(火成・堆積・変成)でどの仲間かが決まる
理解度チェック
問題:蛇紋岩は、代表的な火山岩の一つである。
〇か×か。
答えを見る
答え:×
蛇紋岩は変成岩です。火山岩は玄武岩・安山岩・流紋岩などで、マグマが急に冷え固まった岩石です。
問題:玄武岩・安山岩・流紋岩は、いずれも火山岩である。
〇か×か。
答えを見る
答え:〇
いずれもマグマが地表近くで急に冷え固まった火山岩です。
出典・参考資料
- 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「平成28年度 地質調査技士資格検定試験 現場調査部門 試験問題」
- 火成岩(火山岩・深成岩)・堆積岩・変成岩の成因と代表的な岩石に関する一般知識(産総研 地質調査総合センターほか)
※ 岩石の分類は、最新の資料・テキストで確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月