地質調査技士 独学ノート

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令和6年度 地質調査技士 現場技術・管理部門 No.24を解説、地下水位

令和6年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 No.24は、地下水位(地下水の種類)に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

地下水は、水のたまり方で自由地下水・被圧地下水・宙水などに分かれます。分け方の軸は、地下水の上や下に難透水層があるかどうかです。

自由地下水は上に難透水層がなく、水面が大気圧と釣り合います。被圧地下水は上下を難透水層にはさまれ、圧力がかかっています。

引っかけの核心は1点、被圧地下水は上限の境界面が難透水層に接するという位置関係です。この記述が正しい肢になります。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢記述の要旨正誤
1自由地下水は、地表から一定の深さのところにある×(誤り)
自由地下水面は地形や季節・降雨で変動する
2自由地下水と被圧地下水は、同一の地下水頭をもつ×(誤り)
ふつう両者の地下水頭は異なる
3被圧地下水は、上限の境界面が難透水性の地層に接している○(正しい)
4宙水は、被圧地下水の一種である×(誤り)
宙水は難透水層の上にたまる局所的な地下水

選択肢1・2・4は、地下水の種類や性質を取り違えた記述です。選択肢3が、被圧地下水の位置関係を正しく述べた記述です。

選択肢3のポイント(ここが正しい)

被圧地下水は、上下を難透水層にはさまれた地層(帯水層)の中の地下水です。

上限の境界面が難透水性の地層に接しているため、水に圧力がかかっています。この地層を掘り抜くと、水位より高く水が上がり、自噴することがあります。だから選択肢3は正しい記述です。

ほかの選択肢が誤りの理由も押さえます。

自由地下水は、上に難透水層がなく、水面が大気圧と釣り合います。水面の深さは地形や季節・降雨で変わるので、一定の深さではありません(選択肢1)。

自由地下水と被圧地下水は水のたまり方が違い、ふつう地下水頭も異なります(選択肢2)。

宙水は、難透水層の上に局所的にたまり、ほかの地下水とつながらない地下水です。被圧地下水とは別の種類です(選択肢4)。

選択肢3が、地下水の記述として最も適当です。被圧地下水=上下を難透水層にはさまれ加圧、自由地下水=大気圧と釣り合い水位は変動と押さえます。

覚え方

  • 被圧地下水=上下を難透水層にはさまれ加圧(掘り抜くと自噴)/自由地下水=大気圧と釣り合い水位は変動
  • 被圧地下水は上限の境界面が難透水層に接する=ここが正しい肢
  • 宙水=難透水層の上にレンズ状にたまる局所的な地下水(被圧地下水ではない)
  • 分ける軸は「上や下に難透水層があるか」

理解度チェック

問題:被圧地下水は、上限の境界面が難透水性の地層に接している。

〇か×か。

答えを見る

答え:

被圧地下水は上下を難透水層にはさまれて加圧されます。この地層を掘り抜くと自噴することがあります。

問題:宙水は、被圧地下水の一種である。

〇か×か。

答えを見る

答え:×

宙水は難透水層の上に局所的にたまり、ほかの地下水とつながらない地下水です。被圧地下水とは別の種類です。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和6年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 試験問題」
  • 地下水の分類(自由地下水・被圧地下水・宙水・裂か水)に関する一般知識(水文地質学)

※ 地下水の区分は、地盤工学会の基準や水文地質の標準的な資料で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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