地質調査技士 独学ノート

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令和6年度 地質調査技士 現場技術・管理部門 No.23を解説、山岳トンネルの地質調査

令和6年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 No.23は、山岳トンネルの地質調査に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち最も不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

トンネルの地質調査では、調べたい対象に合った工法や試験を選びます。

変形特性は孔内載荷試験、坑門部の土砂の支持層は標準貫入試験、深い所のボーリングはワイヤーライン工法、というように使い分けます。

引っかけの核心は1点、ビットの種類と目的が合っているかです。良質なコアを採るのに、コアを採らないビットを選ぶ記述は誤りです。

※ 問題文そのものは、一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢記述の要旨正誤
1深度400mのボーリングで、作業効率を考えてワイヤーライン工法を採用○(正しい)
2施工基面付近の地盤の変形特性の把握に、孔内載荷試験を実施○(正しい)
3坑門部の支持層確認に、標準貫入試験を実施○(正しい)
4良質なコア採取を目的に、トリコンビットを使用×(誤り)
トリコンはノンコアビット

選択肢1・2・3は、目的に合った工法・試験を選んでいます。選択肢4だけが、目的とビットの種類が合っていません。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

トリコンビットはノンコアビットで、地盤を全断面で破砕して掘り進む工具です。

コアは採れないので、良質なコア採取という目的とは合いません

コアを採るなら、メタルクラウンやダイヤモンドビットなどのコアビットを使います。

ほかの選択肢が正しい理由も押さえます。

深い所のボーリングでは、ロッドを全部引き上げずにコアを回収できるワイヤーライン工法が作業効率で有利です(選択肢1)。

地盤の変形特性(変形係数)は孔内載荷試験で把握します(選択肢2)。

坑門部の土砂の支持層確認には標準貫入試験を使います(選択肢3)。

選択肢4が、山岳トンネルの地質調査の記述として最も不適当です。良質なコア採取=コアビット、トリコンはノンコアビットと押さえます。

覚え方

  • コアを採るのはコアビット(メタルクラウン・ダイヤ)、トリコンはノンコアビットで掘削用
  • 変形特性=孔内載荷試験/坑門部の土砂=標準貫入試験
  • 「良質なコア採取にトリコンビット」は目的と工具の不整合=引っかけ

理解度チェック

問題:良質なコアを採取する目的で、トリコンビットを使用する。

〇か×か。

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答え:×

トリコンビットはノンコアビットで、コアは採れません。コア採取にはメタルクラウンやダイヤモンドビットなどのコアビットを使います。

問題:地盤の変形特性を把握する目的で、孔内載荷試験を実施する。

〇か×か。

答えを見る

答え:

孔内載荷試験は、孔壁を加圧して地盤の変形係数などの変形特性を求める試験です。

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出典・参考資料

  • 一般社団法人 全国地質調査業協会連合会(全地連)「令和6年度 地質調査技士資格検定試験 現場技術・管理部門 試験問題」
  • ボーリングのビット(コアビット・ノンコアビット)、孔内載荷試験、山岳トンネルの地質調査に関する一般知識(JIS M0103ほか)

※ 調査法・工具の区分は、最新の資料・基準で確認してください。

地質調査技士 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

地質調査技士 独学ノート 編集部

地質調査技士検定で過去に問われた用語・数値・調査手順を、地盤工学会の基準やJIS・国土交通省・環境省などの一次資料と、全地連の公式過去問に照らして整理しています。

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