令和7年度 学科試験2 問47は、直結加圧形ポンプユニットに関する問題です。5つの記述のうち、不適当なものを1つ選びます。
誤りは復帰のしかたです。吸込側の水圧が異常低下して自動停止したあと、どう復帰するかを断定的に書いた肢が誤りになります。
同じ論点が年度をまたいで、逆の書き方でも誤りにされています。ここは断定した記述を疑う場面です。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢5(不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 水道法に基づく構造・材質の基準に適合し、配水管への影響が極めて小さく、安定した給水ができるものでなければなりません |
| 2 | ○(正しい) | 逆流防止装置はユニットの吸込側に設置しますが、吸込圧力を十分確保できない場合は吐出側に設置してもよいとされています |
| 3 | ○(正しい) | 始動・停止による配水管の圧力変動が極小であり、運転による圧力の脈動が生じないものを用います |
| 4 | ○(正しい) | ポンプを複数台設置し、1台が故障しても自動切替えにより給水する機能や、運転の偏りがないよう自動的に交互運転する機能等を有します |
| 5 | ×(誤り) | 吸込側の水圧が異常低下した場合に自動停止することは正しいものの、「あらかじめ設定された時間を経過すると自動復帰し運転を再開する」と断定した点が誤りとされています |
復帰の書き方は、両方向とも誤りにされています。
| 出題年度 | 復帰についての記述 | 正誤 |
|---|---|---|
| 令和4年・令和6年 | 水圧が復帰した場合には手動で復帰させる | 誤 |
| 令和7年 | 設定時間の経過で自動復帰し運転を再開する | 誤 |
「手動で復帰」も「時間経過で自動復帰」も、どちらも誤りとして出題されています。断定した書き方の肢が来たら疑う、というのがこの論点の扱い方です。
ほかの4つは繰り返し正しい肢として出ています。とくに逆流防止装置の位置は頻出で、ユニットの構成には含まれない機器であり、通常は吸込側、吸込圧力を十分確保できない場合は吐出側でもよいという3点セットです。
なお副弁付定水位弁をユニットの構成機器として並べた肢は、令和元年と令和6年の2年度とも誤りです。構成に含まれるものと含まれないものの区別も問われます。
詳細は直結加圧形ポンプユニットとは?吐水圧を決める3つと逆流防止装置の位置で扱っています。
直結加圧形ポンプユニットの逆流防止装置はどこに設置するか。
通常はユニットの吸込側です。吸込圧力を十分確保できない場合は吐出側に設置してもよいとされています。
吸込側の水圧が異常低下したときの復帰について、どう出題されているか。
「手動で復帰させる」(令和4年・6年)も「設定時間の経過で自動復帰する」(令和7年)も、どちらも誤りとして出題されています。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月