給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和6年度 給水装置計画論 問34 を解説(洗浄タンクなら曲線2)

令和6年度 学科試験1 問34は、事務所ビル全体(4事務所)の同時使用水量を給水用具給水負荷単位により算定する問題です。5つの値から、適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

答えは約130L/minです。

この方法でつまずくのは、図の曲線が2本あることです。どちらを読むかは大便器の種類で決まります。

※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。

正解:選択肢3(約130L/min)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 約50L/min
2 ×(誤り) 約80L/min
3 正解 約130L/minです
4 ×(誤り) 約170L/min
5 ×(誤り) 約220L/min

選択肢3のポイント(ここが正解)

給水用具給水負荷単位とは、給水用具の種類による使用頻度・使用時間・多数の給水用具の同時使用を考慮した負荷率を見込んで、給水流量を単位化したものです。

手順は2つです。

やること
1表-1から給水用具ごとの負荷単位を拾い、設置数を掛けて全部足す(この問題は1事務所分を出して4倍する)
2合計した単位数を図-2の該当する曲線に当てて、同時使用水量を読む

手順2の曲線の選び方が、この問題の要点です。

曲線 使う場面
曲線1大便器洗浄弁の多い場合
曲線2大便器洗浄タンク(ロータンク便器等)の多い場合

この問題は大便器が洗浄タンクなので、読むのは曲線2です。洗浄弁は一度に多量の水が流れるため、同じ単位数でも曲線1のほうが大きな値になります。曲線を取り違えると答えがずれます。

算定方法そのものも、建物の種類で使い分けます。

建物 主な算定方法
一戸建て等同時使用率を考慮した給水用具数から求める方法など
事務所ビル・集合住宅等給水用具給水負荷単位による方法

詳細は同時使用水量とは?一戸建て・集合住宅・事務所ビルで変わる6つの算定方法で扱っています。

覚え方

  • 曲線1=大便器洗浄弁の多い場合/曲線2=大便器洗浄タンクの多い場合
  • 手順=①給水用具ごとの負荷単位に設置数を掛けて全部足す ②合計を該当する曲線に当てて読む
  • 洗浄弁は一度に多量の水が流れるので、同じ単位数でも曲線1のほうが大きく出る
  • 給水用具給水負荷単位=使用頻度・使用時間・同時使用を考慮した負荷率を見込んで給水流量を単位化したもの
  • 事務所ビル・集合住宅はこの方法。建物の種類で算定方法が変わる

理解度チェック

Q.

同時使用水量図の曲線1と曲線2はどう使い分けるか。

曲線1は大便器洗浄弁の多い場合、曲線2は大便器洗浄タンク(ロータンク便器等)の多い場合に用います。

Q.

給水用具給水負荷単位とは何か。

給水用具の種類による使用頻度、使用時間、および多数の給水用具の同時使用を考慮した負荷率を見込んで、給水流量を単位化したものです。

> 給水装置計画論のほかの論点は給水装置計画論のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和6年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問34=(3))によります。設問文が「適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。給水用具給水負荷単位による同時使用水量の算定方法は同資料2.3によります。
  • 表-1(給水用具給水負荷単位)および図-2(同時使用水量図)から読み取る具体的な数値は、本記事では扱っていません。問題冊子の表と図を見ずに数値を示すことができないためです。読み取りの手順(負荷単位に設置数を掛けて合計し、便器の種類に応じた曲線に当てる)のみを記載しています。実際の受験では配布された表と図を用いてください。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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