令和4年度 学科試験1 問29は、圧力式バキュームブレーカを図のように設置する場合に、バキュームブレーカの下端から確保しなければならない区間と距離の組み合わせを問う問題です。適当なものを1つ選びます。
正解は選択肢3です。距離は150mm以上で、区間は下端から越流面までです。
この問題は、距離のほうから先に絞れます。省令の数値は150mmで、100mmと200mmはその場で消えます。
図から読み取った寸法は、この記事には載せていません。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢3
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 距離を100mm以上としています。省令は150mm以上です |
| 2 | ×(誤り) | 距離は正しく150mm以上ですが、区間が越流面までではありません |
| 3 | 正解 | 区間B・150mm以上で、省令の定めと一致します |
| 4 | ×(誤り) | 距離を200mm以上としています |
| 5 | ×(誤り) | 距離を200mm以上としています |
まず距離だけを見ます。
5つの選択肢のうち、150mm以上を挙げているのは2つだけです。100mmと200mmは省令の数値ではないので、3つがその場で消えます。残った2つのうち、区間が越流面までのほうが答えです。
150mmは省令の条文そのものです。
給水装置の構造及び材質の基準に関する省令 第5条第1項第2号ロ(要旨)
負圧破壊性能を有する給水用具(バキュームブレーカ)を、水受け容器の越流面の上方150ミリメートル以上の位置に設置すること。
150mm以上という数字は、バキュームブレーカだけに掛かる条件です。圧力式でも大気圧式でも同じ値です。
2つの型は、付ける場所が違います。
| 型 | 付ける場所 | 越流面からの高さ |
|---|---|---|
| 圧力式 | 給水用具の上流側で、常時水圧は掛かるが逆圧の掛からない配管部分 | 150mm以上 |
| 大気圧式 | 最終の止水機構の下流側で、圧力の掛からない部分 | 150mm以上 |
圧力式に常時掛かるのは水圧であって、逆圧ではありません。「圧力式」という名前から「逆圧が掛かってもよい」と読むと外します。逆圧(背圧)が掛かるところには設置できません。
もう1つの狙われ方が、150mmを100mmに緩める形です。端の数字を緩める型だと分かれば見抜けます。
詳細はバキュームブレーカとは?圧力式と大気圧式の違いと150mm以上の根拠で扱っています。
バキュームブレーカの取付け高さは。
水受け容器の越流面の上方150mm以上です。圧力式でも大気圧式でも同じ値です。
圧力式と大気圧式はどこが違うか。
付ける場所です。圧力式は給水用具の上流側、大気圧式は最終の止水機構の下流側です。
圧力式に常時掛かっているのは何か。
水圧です。逆圧ではありません。逆圧(背圧)が掛かるところには設置できません。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月