令和4年度 学科試験1 問22は、給水装置の負圧破壊性能基準に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから、適当なものを1つ選びます。
誤りはアとウとエです。
アとウは同じ数字で落としています。どちらもマイナス20kPaと書いていて、省令はマイナス54kPaです。
※ 問題文そのものは、公益財団法人 給水工事技術振興財団が公開している過去5年間の試験問題で確認できます。
正解:選択肢2(ア=誤/イ=正/ウ=誤/エ=誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 圧力はマイナス54kPaです。「マイナス20kPa」とした点が誤りです。判定(吐水口から水を引き込まない)のほうは正しい記述です |
| 2 | ○(正しい) | バキュームブレーカとは、器具単独で販売され、水受け容器からの取付け高さが施工時に変更可能なものをいいます |
| 3 | ×(誤り) | こちらもマイナス54kPaです。判定(透明管内の水位の上昇が75mmを超えない)のほうは正しい記述です |
| 4 | ×(誤り) | 負圧破壊装置を内部に備えた給水用具は、施工時に位置を変更できません。「変更可能なもの」とした点が誤りです |
試験圧力は、すべて同じです。
| 対象 | 圧力 | 判定 |
|---|---|---|
| バキュームブレーカ | 流入側から−54kPa | 透明管内の水位の上昇が75mmを超えない |
| 負圧破壊装置を内部に備えた給水用具 | 流入側から−54kPa | 水受け部から水を引き込まない |
| 水受け部と吐水口が一体の構造のもの | 流入側から−54kPa | 吐水口から水を引き込まない |
圧力は3つとも共通で、変わるのは判定のほうだけです。だから圧力の数字が動いていたら、対象が何であれ誤りです。
エは、2つの呼び方の区別です。
| 呼び方 | 中身 | 施工時の位置 |
|---|---|---|
| バキュームブレーカ | 器具単独で販売されるもの | 変更できる |
| 負圧破壊装置を内部に備えた給水用具 | 製品に組み込まれているもの | 変更できない |
設問は、この表のイの説明をそのままエに付け替えています。イが正しいまま置かれているので、同じ問題の中に正しい形と誤りの形が並んでいます。
組み込まれているものは、施工者が動かしようがありません。だから単独の器具のほうにだけ、越流面から150mm以上という取付け高さの条件が効いてきます。
詳細はバキュームブレーカとは?圧力式と大気圧式の違いと150mm以上の根拠で扱っています。
負圧破壊性能試験の圧力はいくらか。
流入側からマイナス54kPaです。3つの対象すべてで共通です。
バキュームブレーカの判定値は。
接続した透明管内の水位の上昇が75mmを超えないことです。減圧式逆流防止器は同じ条件で3mmなので、取り違えないでください。
バキュームブレーカと、負圧破壊装置を内部に備えた給水用具の違いは。
バキュームブレーカは器具単独で販売され、取付け高さを施工時に変更できます。内部に備えた給水用具は製品に組み込まれていて、施工時に位置を変更できません。
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法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月