給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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令和2年度 給水装置施工管理法 問57 を解説(埋戻し土は道路管理者)

令和2年度 学科試験2 問57は、給水装置工事における施工管理に関する問題です。4つの記述から、不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢1です。埋戻し土の基準と承諾は道路管理者のものです。

「基準等を満たした材料であるか検査・確認し、承諾を得たものを使用する」という手順はそのままです。相手が2か所とも入れ替えてあります。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢1

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 道路部掘削時の埋戻し土は、道路管理者が定める基準等を満たした材料であるか検査・確認し、道路管理者の承諾を得たものを使用します。「水道事業者」とした点が誤りです
2 ○(正しい) 工事着手に先立ち、現場付近の住民に対し工事内容の具体的な説明を行い、協力が得られるようにします
3 ○(正しい) 配水管からの分岐以降水道メーターまでの工事は、あらかじめ水道事業者の承認を受けた工法、工期その他の工事上の条件に適合するように施工します
4 ○(正しい) 事故が発生し、又は発生するおそれがある場合は、直ちに必要な措置を講じた上で、状況及び措置内容を水道事業者及び関係官公署に報告します

選択肢1のポイント(ここが誤り)

この科目は、中身より「相手」を覚えます。

場面 相手
埋戻し土の基準・承諾道路管理者
分岐以降メーターまでの工法・工期水道事業者の承認
工事内容の説明付近住民(着手に先立って)
事故の報告水道事業者及び関係官公署

同じ問題の中に、道路管理者と水道事業者の両方が出てきます。だから「水道事業者と書いてあるから誤り」とは言えません。

場面ごとに相手を持っていないと判定できません。

埋戻し土の相手は、4年度にわたって出ています。

出題年度
令和2年問57
令和4年問56
令和6年問55
令和7年問57

選択肢4は「おそれの段階」まで含む

事故が発生した場合だけでなく、発生するおそれがある場合も対象です。

この範囲を狭めた肢が作られます。

詳細は給水装置工事の安全管理とは?「道路管理者」に置き換える誤りの型で扱っています。

覚え方

  • 埋戻し土の基準と承諾は道路管理者。「水道事業者」とした肢は令和2年に誤り
  • 同じ問題の中に道路管理者と水道事業者の両方が出てくる。語だけでは判定できない
  • 場面ごとに相手を持つ=埋戻し土は道路管理者/分岐以降メーターまでの工法・工期は水道事業者/工事内容の説明は付近住民
  • この論点は令和2年・令和4年・令和6年・令和7年の4年度に出ている
  • 事故の報告は「発生し、又は発生するおそれがある場合」まで含む

理解度チェック

Q.

埋戻し土の承諾を得る相手は。

道路管理者です。水道事業者とした肢は誤りとして繰り返し出ています。

Q.

分岐以降水道メーターまでの工法・工期は誰の承認か。

水道事業者です。

Q.

事故の報告はどの段階から必要か。

事故が発生した場合だけでなく、発生するおそれがある場合も対象です。

> 給水装置施工管理法のほかの論点は給水装置施工管理法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和2年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験2 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問57=(1))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」。埋戻し土の基準と承諾、工事内容の説明、事故時の措置と報告は同資料によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和4年度」問56、「令和6年度」問55、「令和7年度」問57の各学科試験2 問題および各年度の正答番号。4年度で同じ論点が出ていることは各年度の問題によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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