平成29年度 学科試験1 問11は、サドル付分水栓の穿孔に関する問題です。ア〜エの正誤の組み合わせから適当なものを1つ選びます。
アとイは正しい記述です。エの「防食剤を塗布する」が誤りで、入れるのは防食コアです。
ウは穿孔の始め方を書いていますが、強く押し下げてすばやく開始する、とした点が誤りとして出題されています。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢1(ア正 イ正 ウ誤 エ誤)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ア=ダクタイル鋳鉄管の分岐穿孔に使用するドリルは、配水管の内面ライニングの仕様に応じた適切なものを使用する |
| 2 | ○(正しい) | イ=摩耗したドリル及びカッターは、ライニング材のめくれ・剥離が生じやすいので使用してはならない |
| 3 | ×(誤り) | ウ=穿孔ドリルを強く押し下げ、すばやく穿孔を開始するとしています |
| 4 | ×(誤り) | エ=穿孔箇所に防食剤を塗布するとしています。塗るのではなく防食コアを挿入します |
給水装置工事技術指針 3.9.3 侵食防止 4.防食工 3)管内面の防食工
鋳鉄管及び鋼管からの取出しでサドル付分水栓等により分岐、穿孔した通水口には、防食コアを挿入するなど適切な防錆措置を施すこと。
穿孔すると切り口の金属がむき出しになります。そこをふさぐのが防食コアです。
| どこ | 措置 |
|---|---|
| 穿孔した通水口(管の内面) | 防食コアを挿入する |
| サドル付分水栓そのもの(外面) | ポリエチレンシートで全体を覆い、粘着テープ等で密着・固定する |
外面はシートで包み、内面はコアを入れます。どちらも塗る措置ではありません。
アは管に合ったドリルを選ぶという話、イは傷んだドリルを使わないという話です。
どちらもライニングを傷めないためです。ライニングがめくれると、はがれた部分が下流に流れて出水不良の原因になります。
先端角はモルタルライニング管が118度、内面エポキシ樹脂粉体塗装管が90〜100度で、この割り当てを入れ替える形が繰り返し出ています。
詳細はサドル付分水栓とは?穿孔ドリルの先端角118度と90〜100度の使い分けで扱っています。
穿孔した通水口にはどんな措置を施すか。
防食コアを挿入するなど適切な防錆措置を施します。
摩耗したドリルを使ってよいか。
使用してはなりません。ライニング材のめくれや剥離が生じやすくなります。
サドル付分水栓そのものの外面防食は。
ポリエチレンシートで全体を覆い、粘着テープ等で密着・固定します。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月