給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成28年度 給水装置工事法 問14 を解説(確認より先に報告)

平成28年度 学科試験1 問14は、給水装置の維持管理に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢4です。水質に異常があった場合は直ちに水道事業者に報告します。

給水用具に異常がないか確認してから、という順序にしています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢4

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 主任技術者は、給水装置の維持管理について需要者に対して適切な情報提供を行う
2 ○(正しい) 配水管からの分岐以降水道メーターまでの間で、水道事業者が無料で漏水修繕する範囲は水道事業者ごとに定められている
3 ○(正しい) 水道メーターの下流側から末端給水用具までの間の維持管理は、すべて需要者の責任である
4 正解 まず給水用具等に異常がないか確認した後に水道事業者に報告する、としています。直ちに報告します

選択肢4のポイント(ここが誤り)

水質の異常は、原因が給水装置の外にあることがあります。

配水管の側で起きていれば、他の需要者にも同じことが起きます。

確認に時間をかけている間に、影響が広がります。

順序を入れ替えるだけの誤り

肢の順序 判定
給水用具の確認 → 報告誤り
直ちに報告正しい

確認そのものを禁じているのではありません。報告より先に置いた点が誤りです。

維持管理の責任は場所で分かれる

場所 責任
配水管からの分岐以降水道メーターまで水道事業者が無料で漏水修繕する範囲が事業者ごとに定められている
水道メーターの下流側から末端給水用具まですべて需要者の責任

境目は水道メーターです。

この境目は、主任技術者の職務の範囲(取付口から水道メーターまで)とも同じ場所です。

選択肢2の「事業者ごとに定められている」は正しい

同じ「事業者ごとに」でも、正しい肢と誤りの肢があります。

何が事業者ごとか 判定
無料で漏水修繕する範囲正しい(平成28年 問14)
指定給水装置工事事業者の指定の基準誤り(法に全国一律・同年 問6)

法令が定めているものは事業者ごとになりません。法令が定めていないものは事業者ごとに決まります。

詳細は給水装置の異常現象とは?色・味・出水不良の原因を整理で扱っています。

覚え方

  • 水質に異常があったら直ちに水道事業者に報告する
  • 確認そのものを禁じているのではない。報告より先に置いた点が誤り
  • ★理由=原因が配水管の側なら他の需要者にも同じことが起きる
  • ★維持管理の境目は水道メーター。下流側から末端給水用具まではすべて需要者の責任
  • 法令が定めているものは事業者ごとにならない(指定の基準は全国一律/無料修繕の範囲は事業者ごと)

理解度チェック

Q.

水質に異常があったときは何をするか。

直ちに水道事業者に報告します。

Q.

水道メーターの下流側の維持管理は誰の責任か。

すべて需要者の責任です。

Q.

無料で漏水修繕する範囲は誰が決めるか。

水道事業者ごとに定められています。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成28年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問14=(4))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。給水装置の維持管理、水質の異常時の報告、維持管理の責任範囲は同資料によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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