平成28年度 学科試験1 問12は、水道配水用ポリエチレン管からの分岐穿孔に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。
誤りは選択肢2です。管の切削面とサドル内面全体はエタノール又はアセトン等を浸みこませたペーパータオルで清掃します。
潤滑剤を塗布するのではありません。
※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。
正解:選択肢2
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | サドルが管と同じ材質で電気融着によって固定するものもある |
| 2 | 正解 | 管の切削面とサドル内面全体に潤滑剤を浸みこませたペーパータオルでむらがないように潤滑剤を塗布する、としています。エタノール又はアセトン等で清掃します |
| 3 | ○(正しい) | 穿孔機は手動式で、カッターは押し切りタイプと切削タイプがある。押し切りタイプの場合は排水ホースの取付けは不要 |
| 4 | ○(正しい) | 分水EFサドルには押し切りタイプのカッターが内蔵されているので、キャップを外し工具で穿孔を行い、カッターをもとの位置まで戻しキャップを取付ける |
分水EFサドルの取付け(要旨)
管の切削面と取り付けるサドルの内面全体を、エタノール又はアセトン等を浸みこませたペーパータオルで清掃する。
EF(電気融着)は、樹脂を溶かして一体にする接合です。
そこに潤滑剤を塗ると、融着の面に別の物が挟まります。だから塗るのではなく、拭き取ります。
| 部分 | 肢の書き方 |
|---|---|
| 管の切削面とサドル内面全体に | 正しい |
| 浸みこませたペーパータオルで | 正しい |
| 何を/何をするか | 潤滑剤を塗布(正しくはエタノール等で清掃) |
道具も場所も正しく書いて、中身と動作だけを替えています。
水道配水用ポリエチレン管は、分岐も接合もEF継手で行います。
| 手順 | 中身 |
|---|---|
| 切削 | 融着面の挿入範囲をマーキングし、専用工具(スクレーパ)で切削する |
| 清掃 | エタノール又はアセトン等を浸みこませたペーパータオルで拭く |
| 融着 | EFコントローラで最適融着条件が自動制御される |
この3つの工程のどこにも、潤滑剤は出てきません。
潤滑剤が出てくるのは、ゴム輪を使う接合(ダクタイル鋳鉄管など)のほうです。
詳細はポリエチレン管とポリブテン管の違いは?継手の対応を整理で扱っています。
分水EFサドルの取付けでは何をどう清掃するか。
管の切削面とサドル内面全体を、エタノール又はアセトン等を浸みこませたペーパータオルで清掃します。
なぜ潤滑剤を塗らないのか。
EFは樹脂を溶かして一体にする接合なので、融着面に別の物が挟まるためです。
水道配水用ポリエチレン管の分岐は。
分岐も接合もEF継手で行います。
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参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月