給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成27年度 給水装置工事法 問16 を解説(長くでなく短く)

平成27年度 学科試験1 問16は、消防法の適用を受ける水道直結式スプリンクラー設備に関する問題です。4つの記述から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢2です。乾式配管方式では、給水管分岐部と電動弁との間を短くすることが望ましいとされています。

長くする、と逆にしています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢2

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 水理計算及び給水管、給水用具の選定は消防設備士が行う
2 正解 乾式配管方式は消火時の水量をできるだけ多くするため、給水管分岐部と電動弁との間を長くすることが望ましい、としています。短くします
3 ○(正しい) 消防法令適合品を使用するとともに、給水装置の構造及び材質の基準に適合した給水管、給水用具であること
4 ○(正しい) 災害その他正当な理由によって性能が十分発揮されない状況が生じても水道事業者に責任がない

選択肢2のポイント(ここが誤り)

乾式配管で水があるのは、分岐部から電動弁までの区間だけです。

配管の中 停滞水の対策
湿式常時、水で満たされている末端を日常的に使う給水用具につなぐ
乾式常時、圧縮空気。水があるのは分岐部から電動弁までその区間を短くする

その区間の水は使われずにたまったままになります。

だから短くして、停滞水を少なくします。

肢は理由も一緒に書き換えている

部分 肢の書き方
目的消火時の水量をできるだけ多くするため
手段分岐部と電動弁との間を長くする

目的と手段がそろって逆を向いているので、一見すると筋が通って見えます。

本当の目的は停滞水を少なくすることです。

平成29年 問14では、同じ論点が「短くすることが望ましい」と正しい形で出ています。

選択肢1の「消防設備士」は4年度で問われている

水理計算と給水用具の選定を行うのは消防設備士です。

これを給水装置工事主任技術者に置き換えた肢が、繰り返し誤りとして出ています。

詳細は水道直結式スプリンクラー設備とは?湿式と乾式・電動弁までを短くする理由で扱っています。

覚え方

  • 乾式は給水管分岐部と電動弁との間を短くする
  • ★理由=その区間だけ水があり、使われずにたまるから
  • 目的と手段がそろって逆を向いているので、一見筋が通って見える
  • ★平成29年問14は同じ論点を「短く」で正しい肢として出している
  • ★水理計算と給水用具の選定は消防設備士

理解度チェック

Q.

乾式配管でどこを短くするか。

給水管分岐部と電動弁との間です。

Q.

なぜ短くするのか。

その区間だけ水があり、使われずに停滞するためです。

Q.

水理計算と給水用具の選定は誰が行うか。

消防設備士です。

> 給水装置工事法のほかの論点は給水装置工事法のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成27年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問16=(2))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 国土交通省「給水装置標準計画・施工方法」(PDF)。水道直結式スプリンクラー設備の湿式・乾式、消防設備士が行う事項は同資料によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成29年度 学科試験1 問題」問14および同年度の正答番号。同じ論点が「短く」で正しい肢として出ていることは同問によります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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