給水装置工事主任技術者 独学ガイド

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平成25年度 給水装置の構造及び性能 問22 を解説(金属は材料試験ができない)

平成25年度 問22は、給水装置の浸出性能基準に関する問題です。4つの肢から不適当なものを1つ選びます。

この問題のポイント

誤りは選択肢2です。金属材料については材料試験を行うことができません

「器具試験のほか、部品試験や材料試験も選択できる」という一般の説明は正しく書かれています。

※ このページに問題文そのものは載せていません。公益財団法人 給水工事技術振興財団の過去5年間の試験問題には、2026年8月時点で令和3年度以降が掲載されています。

正解:選択肢2

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 浸出性能基準は、給水装置から金属などが浸出し飲用に供される水が汚染されることを防止するためのもの
2 ×(誤り) 金属材料の浸出性能試験は、器具試験のほか部品試験や材料試験も選択できる、としています。金属材料は材料試験を行うことができません
3 ○(正しい) 適用対象は、通常の使用状態において飲用に供する水が接触する可能性のある給水管及び給水用具に限定される
4 ○(正しい) 営業用として使用される製氷機は、給水管との接続口から給水用具内の水受け部への吐水口までの部分について評価を行えばよい

選択肢2のポイント(ここが誤り)

足されたのは「金属材料」という限定

浸出性能試験の3つ 金属材料
器具試験(最終製品で行う)選べる
部品試験選べる
材料試験選べない

金属は、最終製品と同じ材質の材料を使っていても、表面加工方法や冷却方法が違うと浸出量が大きく変わるためです。

令和2年 問23イでも、同じ「材料試験も選択することができる」とした肢が誤りになっています。

一般の説明を正しく書いたうえで、「金属材料の」という限定を頭に付けてあります。

資料に無い限定が足されていないかを見ます。

詳細は浸出性能基準とは?対象外になる給水用具と末端で厳しくなる基準値で扱っています。

選択肢3と4は範囲の話

項目 範囲
適用対象通常の使用状態で飲用に供する水が接触する可能性のあるもの
営業用の製氷機給水管との接続口から水受け部への吐水口まで

製氷機は、その先の氷を作る部分までは評価しません。

飲用の水が触れるところまで、という考え方でそろっています。

覚え方

  • 金属材料は材料試験を行うことができない(h25問22・r02問23イ)
  • ★一般の説明(器具試験のほか部品試験や材料試験も選択できる)は正しい。「金属材料の」という限定が足してある
  • ★理由=同じ材質でも表面加工方法や冷却方法が違うと浸出量が大きく変わる
  • 営業用の製氷機は接続口から水受け部への吐水口までを評価する

理解度チェック

Q.

金属材料でも材料試験を選べるか。

選べません。同じ材質でも表面加工方法や冷却方法が違うと浸出量が大きく変わるためです。

Q.

浸出性能試験の3つは。

器具試験(最終製品)、部品試験、材料試験です。

Q.

営業用の製氷機はどこまで評価するか。

給水管との接続口から給水用具内の水受け部への吐水口までです。

> 給水装置の構造及び性能のほかの論点は給水装置の構造及び性能のカテゴリにまとめています

法令・基準は改正されることがあります。最新の内容は国土交通省およびe-Gov法令検索でご確認ください。給水装置の設置条件や施工方法は水道事業者ごとの基準によります。

参考資料

  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「平成25年度 給水装置工事主任技術者試験 学科試験1 問題」および同財団が公表した正答番号。本記事の正誤の判定は同正答番号(問22=(2))によります。設問文が「不適当なものはどれか」であることを確認したうえで各肢を判定しました。問題文・選択肢は掲載していません。
  • 給水装置の構造及び材質の基準に関する省令 第2条(浸出等に関する基準)(e-Gov法令検索)。条文の引用は同省令によります。
  • 公益財団法人 給水工事技術振興財団「令和2年度 学科試験1 問題」および同年度の正答番号。金属材料について材料試験を行えないことは同年度 問23イによります。
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給水装置工事主任技術者の用語・過去問を、国土交通省の給水装置標準計画・施工方法など一次資料にあたって整理しています。

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