管工事施工管理技士 独学ガイド

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山崩しは何を平らにするのか?工程管理の用語の読み分け

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工程管理はカタカナの用語が多くて覚えきれません。

どこを見れば切れるのか知りたいです。

この記事の要点

令和元年度の公表正答は(4)で、インターフェアリングフロートを経路の説明で定義した肢が誤りです。

山崩しは配員計画で、割り付けた人員等の不均衡の平滑化を図ることと出題されました。

特急作業時間は標準作業時間を限界まで短縮したときの作業時間です。

1級の問題Bでは【No.3】が工程管理の枠になる年があります。

令和元年度の4肢を並べます。

工程管理の用語の出題を並べた図。左は令和元年度の1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題B No.3の4肢で、肢1は工期の途中で工程計画をチェックし現実の推移を入れて調整することをフォローアップというとする正しい肢、肢2は通常考えられる標準作業時間を限界まで短縮したときの作業時間を特急作業時間クラッシュタイムというとする正しい肢、肢3は配員計画において割り付けた人員等の不均衡の平滑化を図っていくことを山崩しというとする正しい肢、肢4はクリティカルパスに次ぐ重要な経路で日程を短縮するとクリティカルパスになりやすい経路をインターフェアリングフロートというとして公表正答4の誤り。右は正しい肢が置いている定義で、山崩しは配員計画の場面で割り付けた人員等の不均衡の平滑化を図ること、特急作業時間は通常考えられる標準作業時間を限界まで短縮したときの作業時間、デュレイションは平成28年度の正しい肢によりネットワーク工程表の所要時間でアクティビティ作業に付された数字であること。下は誤りの肢の作り方で、名前はフロートで終わるのに説明されているのは経路であること、正しいインターフェアリングフロートの中身は同じ問題文には書かれていないこと。
左が令和元年度の4肢、右が用語の整理。下が誤りの肢の作り方。

山崩しは何を平らにすると出題されたのか

配員計画の人員等の不均衡です。

令和元年度 1級 学科試験 問題B【No.3】(3)(正しい肢)

配員計画において、割り付けた人員等の不均衡の平滑化を図っていくことを山崩しという。

場面が肢に書かれています。配員計画においてという限定です。

平らにする相手も肢にあります。割り付けた人員等の不均衡が対象です。

特急作業時間は何を短縮した時間か

標準作業時間を限界まで短縮した時間です。

令和元年度 問題B【No.3】(2)(正しい肢)

通常考えられる標準作業時間を限界まで短縮したときの作業時間を特急作業時間(クラッシュタイム)という。

もとになる時間が書かれています。通常考えられる標準作業時間が出発点です。

短縮の程度も肢にあります。限界まで短縮したときの作業時間です。

用語 出題での説明 扱い
フォローアップ 工期の途中で調整する 正しい肢
特急作業時間(クラッシュタイム) 限界まで短縮した作業時間 正しい肢
山崩し 人員等の不均衡の平滑化 正しい肢
インターフェアリングフロート 経路の説明になっている 誤り(公表正答4)

まちがえやすいポイント

正しい肢3つは、どれも用語の名前と説明の種類が合っています。

誤りの肢だけが、フロートという名前なのに経路を説明しています。カタカナの意味を思い出せなくても、名前の末尾と説明の種類が合うかで切れます。

手掛かりは末尾の語です。フロートは時間の余裕を指す語のはずです。

誤りの肢はどう書かれていたのか

経路の説明になっていました。

令和元年度 問題B【No.3】(4)(誤りの肢)

クリティカルパスに次ぐ重要な経路で、工事の日程を短縮した場合、クリティカルパスになりやすい経路をインターフェアリングフロートという。

令和元年度の公表正答は(4)です。経路をインターフェアリングフロートというという結び付けが誤りと確定します。

説明の中身自体は工程管理の話です。クリティカルパスに次ぐ重要な経路という説明が、別の用語から持ってこられています。

クリティカルパスとフロートはネットワーク工程表の読み方で扱っています。

デュレイションは何を指すのか

ネットワーク工程表の所要時間です。

平成28年度 1級 学科試験 問題B【No.3】(1)(正しい肢)

ネットワーク工程表において、デュレイションとは所要時間のことで、アクティビティ(作業)に付された数字のことである。

どこに書かれた数字かも肢にあります。アクティビティ(作業)に付された数字です。

矢線そのものではありません。作業に付された数字が所要時間を表します。

工程表の種類はどこで扱うのか

同じ枠に工程表の出題も混ざります。

平成28年度 問題B【No.3】(2)(正しい肢)

ガントチャート工程表は、各作業の完了時点を100 %としたもので、作成は容易だが、各作業の開始日、所要日数が不明という欠点がある。

ガントチャートの弱点が肢に書かれています。各作業の開始日、所要日数が不明という点です。

工程表そのものの比較は別に扱います。工程表の種類の読み分け工程管理と工事費用の読み分けを見てください。

理解度チェック

Q.

山崩しは、どの場面で何の不均衡をならすことと出題されたか。

配員計画において、割り付けた人員等の不均衡の平滑化を図ることです。

Q.

特急作業時間(クラッシュタイム)は何を短縮した時間か。

通常考えられる標準作業時間を、限界まで短縮したときの作業時間です。

Q.

「クリティカルパスに次ぐ重要な経路をインターフェアリングフロートという」は正しいか。

誤りです。令和元年度の公表正答はこの肢でした。

Q.

デュレイションとは何と出題されたか。

ネットワーク工程表の所要時間で、アクティビティ(作業)に付された数字です。

Q.

フォローアップは、いつ何をすることと出題されたか。

工期の途中で工程計画をチェックし、現実の推移を入れて調整することです。

まとめ

  • 山崩しは配員計画で人員等の不均衡をならす。
  • 特急作業時間は標準作業時間を限界まで短縮した時間。
  • 別名はクラッシュタイム
  • フォローアップは工期の途中での調整。
  • デュレイションは作業に付された所要時間
  • インターフェアリングフロートを経路と説明した肢は誤り。
  • 令和元年度の公表正答は(4)

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この科目の過去問はどこにあるか

級ごとに分けています。1級 施工管理法2級 施工管理法を見てください。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 学科試験 問題B【No.3】(令和元年度)及び同年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は(4)です。
  • 同 学科試験 問題B【No.3】(平成28年度)及び同年度の公表正答肢。公表正答は(3)で、本記事が引用した(1)(2)は正しい肢です。
  • ※ インターフェアリングフロートの正しい中身を示す記述は、いずれの問題文にもありません。誤りとして出題された事実だけを記載しています。
  • ※ 山崩し、特急作業時間、デュレイションの語は、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版には出てきません。定義は出題の正しい肢によります。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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