管工事施工管理技士 独学ガイド

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施工速度を速めると費用はどうなるか?工程管理と工事費用の読み分け

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直接費と間接費が、速めるとどちらに動くのか分かりません。

フォローアップという言葉も初めて見ました。

この記事の要点

フォローアップは、計画された工程に対して工事途中で進捗を考慮し調整することです。

「施工速度を速めると直接費と間接費がともに増加する」とした肢は誤りでした。

ネットワーク工程表は進捗の障害となる作業が明確になるとされています。

1級の問題BではNo.23が工程管理の枠で、応用能力なので誤りの肢が2つあります。

令和6年度と令和7年度の肢を並べます。

工程管理と工事費用の正しい肢と誤りの肢を並べた図。1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B No.23(令和6年度・令和7年度)の記述と公表正答による。正しい肢として出た記述は、計画された工程に対して工事途中で進捗を考慮し調整することをフォローアップということ、ネットワーク工程表は進捗の障害となる作業が明確になり工事手順の検討が可能であること、ネットワーク工程表は作業の関連性がはっきりとし工事遅延した際の計画変更に対応しやすいこと、工程表作成の検討時には下請能力や資機材の製作日数や現場の安全確認等の施工全般との関連を考慮すること。誤りとして出た記述は、令和6年度の施工速度を速めると直接費と間接費はともに増加するというもの、バーチャート工程表は縦軸に作業名で横軸に達成度をとり作業間の関係が分かりやすいというもの。公表正答は令和6年度が1と2。
左が正しい肢、右が誤りの肢。※公表正答で確定した記述を並べた図。

施工速度と費用はどう出されたのか

ともに増加すると書いた肢が誤りでした。

令和6年度 1級 第一次検定 問題B【No.23】(2)(誤りの肢)

施工速度を速めると、直接費(労務費、材料費、仮設費等)と間接費(管理費、共通仮設費等)は、ともに増加する。

令和6年度の公表正答は(1)と(2)です。ともに増加するという記述は誤りと確定します。

正しい動きは同じ年度の問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。

直接費と間接費には何が入るのか

問題文に例が並んでいます。

区分 問題文に挙げられた費目
直接費 労務費、材料費、仮設費
間接費 管理費、共通仮設費

仮設費は直接費に入っています。共通仮設費は間接費のほうです。

名前が似ているので分かれ目を押さえます。共通が付くかどうかで区分が違いました。

フォローアップとは何か

工事途中の調整です。

令和6年度 問題B【No.23】(4)(3)(いずれも正しい肢)

(4) 計画された工程に対して、工事途中で進捗を考慮し調整することをフォローアップという。

(3) ネットワーク工程表は、進捗の障害となる作業が明確になり、工事手順の検討が可能である。

いつ行うかが書かれています。工事途中でです。

ネットワーク工程表の利点も挙がっています。進捗の障害となる作業が明確になることです。

まちがえやすいポイント

費用の問は2つの区分をまとめて動かす形で出ます。

令和6年度は「直接費と間接費はともに増加する」として誤りになりました。2つ並んだら、同じ向きに動くかどうかを疑います。

仮設費の扱いにも注意します。仮設費は直接費、共通仮設費は間接費として問題文に並びました。

工程表作成では何を考えるのか

施工全般との関連です。

令和7年度 問題B【No.23】(1)(3)(いずれも正しい肢)

(1) 工程表作成の検討時には、下請能力、資機材の製作日数、現場の安全確認等、施工全般との関連を考慮する。

(3) ネットワーク工程表は、作業の関連性がはっきりとし、工事遅延した際の計画変更に対応しやすい。

考慮するものが3つ挙がっています。下請能力、資機材の製作日数、現場の安全確認です。

遅れたときの強みも書かれています。計画変更に対応しやすいとされています。

工程表の種類は工程表の種類の読み分けで扱っています。

クリティカルパスやフロートはネットワーク工程表の読み方で扱っています。

理解度チェック

Q.

フォローアップとは何か。

計画された工程に対して、工事途中で進捗を考慮し調整することです。

Q.

問題文で直接費に挙げられた費目は。

労務費、材料費、仮設費等です。

Q.

問題文で間接費に挙げられた費目は。

管理費、共通仮設費等です。

Q.

「施工速度を速めると直接費と間接費はともに増加する」は正しいか。

誤りです。令和6年度の公表正答の1つでした。

Q.

工程表作成の検討時に考慮するものを3つ挙げると。

下請能力、資機材の製作日数、現場の安全確認等です。

まとめ

  • フォローアップは工事途中で進捗を考慮し調整すること
  • 直接費は労務費・材料費・仮設費等。
  • 間接費は管理費・共通仮設費等。
  • 「施工速度を速めるとともに増加する」とした肢は誤り。
  • ネットワーク工程表は進捗の障害となる作業が明確になる。
  • 工事遅延した際の計画変更に対応しやすい
  • 工程表作成では下請能力・資機材の製作日数・現場の安全確認を考慮。

出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。

あわせて読む

この語が出た問はどこか

解説を1問ずつ置いています。

参考資料

  • 1級管工事施工管理技術検定 第一次検定 問題B【No.23】(令和6年度・令和7年度)及び各年度の公表正答肢(一般財団法人全国建設研修センター。試験問題/正答肢のページ)。公表正答は令和6年度が(1)と(2)です。応用能力の問であることは、各年度の正答表に付された「問題番号No.22からNo.29までの8問題は、施工管理法(応用能力)の問題で、必須問題です」の記載によります。
  • ※ 施工速度を速めたときの直接費と間接費の正しい動き、およびバーチャート工程表の正しい軸の取り方については、この記事で扱った年度の問題文の中に正しい肢としての記述がありません。誤りとして出された事実だけを記載しています。
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管工事施工管理技士の用語・過去問を、法令や公的な基準など一次資料にあたって整理しています。

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