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仮設は設計図に載っていないのに、誰が決めるのか迷います。
総合工程表がどこからどこまでを表すのかもあいまいです。
この記事の要点
仮設計画は設計図に示されていませんが、受注者がその責任において計画します。
総合工程表は現場の仮設工事から試運転調整・後片付け・清掃までの全工程を表します。
1級の問題B No.22は応用能力の問で、誤りの肢が2つあります。
仮設を含む問は32問あり、1級では問題B No.22が公共工事の施工計画の枠です。
令和6年度と令和7年度の8肢を並べます。
受注者です。
令和6年度 1級 第一次検定 問題B【No.22】(2)(正しい肢)
仮設計画は、一般的に、設計図に示されていないが、施工中に必要となる諸設備を整えることで受注者がその責任において計画するものである。
設計図には載っていません。一般的に、設計図に示されていないとされています。
それでも責任の所在は決まっています。受注者がその責任において計画するものです。
仮設工事から清掃までです。
令和7年度 問題B【No.22】(3)(正しい肢)
総合工程表は、現場の仮設工事から、完成時における試運転調整、後片付け、清掃までの全工程の予定を表すものである。
始まりが書かれています。現場の仮設工事からです。
終わりも列挙されています。試運転調整、後片付け、清掃までです。
2つとも正しい肢でした。
令和6年度 問題B【No.22】(1)/令和7年度 問題B【No.22】(4)(いずれも正しい肢)
(1) 予測できなかった大規模埋設物の撤去に要する費用は、設計図書等に特別な定めがない限り、受注者の負担ではない。
(4) 設計図書に品質が明示されていない工事材料の場合、中等の品質を有するものとする。
| 項目 | 出題された扱い |
|---|---|
| 仮設計画 | 受注者がその責任において計画する |
| 予測できない埋設物の撤去費用 | 受注者の負担ではない |
| 品質が明示されていない材料 | 中等の品質を有するものとする |
条件が付いています。設計図書等に特別な定めがない限りです。
品質の水準も言葉で決まっています。中等の品質です。
令和6年度は2つとも誤りでした。
令和6年度 問題B【No.22】(3)(4)(いずれも誤りの肢)
(3) 工事原価とは、純工事費と現場管理費を合わせた費用のことであり、現場従業員の給与等の現場経費は含まない。
(4) 工種別施工計画書は受注者の責任において作成されるものであるため、監督員に提出する必要はない。
令和6年度の公表正答は(3)と(4)です。この2つが誤りと確定します。
正しい内訳や提出の要否は同じ問題文にありません。誤りとして出された事実だけが確定します。
令和7年度も2つとも誤りでした。
令和7年度 問題B【No.22】(1)(2)(いずれも誤りの肢)
(1) 総合施工計画書は、受注者の責任において作成されるものであるため、設計図書に特記された事項についても監督員の承諾を受ける必要はない。
(2) 完成検査は、設計事務所の監理者検査、官庁検査を受ける前に、施主又はその代理人が事前の検査をすることである。
令和7年度の公表正答は(1)と(2)です。この2つが誤りと確定します。
2年とも施工計画書の手続が誤りの肢に選ばれています。提出と承諾が繰り返し問われました。
施工計画書の種類と承諾・提出は施工計画書と工事関係図書で扱っています。
工程表の種類は工程表の種類の読み分けで扱っています。
仮設計画は誰の責任で計画するか。
受注者です。一般的に設計図には示されていません。
総合工程表はどこから始まる予定を表すか。
現場の仮設工事からです。完成時の試運転調整、後片付け、清掃までを表します。
設計図書に品質が明示されていない工事材料はどう扱うか。
中等の品質を有するものとします。
「工種別施工計画書は監督員に提出する必要はない」は正しいか。
誤りです。令和6年度の公表正答の1つでした。
予測できなかった大規模埋設物の撤去費用は誰の負担か。
設計図書等に特別な定めがない限り、受注者の負担ではありません。
出題の言い回しは年度によって変わります。個別の判断は最新の試験問題と公表正答を確認してください。
解説を1問ずつ置いています。
参考資料
※ この記事の確認日:2026年8月
まちがえやすいポイント
仮設計画と施工計画書で、受注者の立場が違って見えます。
仮設計画は受注者が自分の責任で計画してよいものです。一方で施工計画書は、受注者の責任で作成しても監督員への提出や承諾が要ります。
責任と手続は別です。作るのが受注者でも、出す義務は消えません。